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海の王者!史上最大の海生爬虫類トップ5
大型恐竜が潜む太古の海
大型の海生爬虫類
現代の海には大きな生き物が多いですが、太古の海のスケールは現代とは比較になりません。体長10mを超える大型の海生爬虫類が群れをなして生活していました。 現代のバスや電車1車両と同程の生物が繁栄していたのです。 太古の海に暮らした史上最大の海生爬虫類5種を紹介します。
マキモサウルス・レックス
マキモサウルス・レックスは2016年に発表された1億2000万年前の巨大なワニです。体長10m、体重3tと予測されており、現代のワニのおよそ3倍の巨体を持っています。姿は現代のワニに近かったようですが、海で生活していたようです。 現代の海を泳ぐ事ができる大型種イリエワニのご先祖様なのでしょうか。
スピノサウルス
ティラノサウルスが登場する遥か昔、約1億1200万年前の陸上と水中で繁栄した海生爬虫類がいます。スピノサウルスです。体長17m体重20tの巨体に大きな背ビレを有していました。 短い四肢から水中での活動が長かったとされ、水深のある川や浅い海に生息、陸上には巣を作っていたのでは無いかと考えられています。鼻腔に細孔が多く、四肢の短さと嗅覚の発達は進化の過程を想像せずにはいられません。
モササウルス
約7,900万年前の海生爬虫類で、体長16m、体重17t。肉食の海生爬虫類では最大の巨体を持っています。流れの強い海での生活に適応するため四肢はヒレに近く、現代のイルカやサメのように長い尾を持った姿であったと考えられています。
プリオサウルス・フンケイ
プレデターXの名前で2006年頃から研究されてきた海生爬虫類です。 最大では体長15m、体重45tと予測されている、1億5000万年前の海の王者です。噛む力は最大でティラノサウルスの4倍との研究結果もあり、現代までの長い歴史の中で海生爬虫類史上最強ハンターとされています。
エラスモサウルス
エラスモサウルスは約7,000万年前の海生爬虫類です。体長14m、体重25t。首の長さは8mもあり、ネッシーのモデルにもなっています。魚類やイカを捕食する他、翼竜も襲っていた痕跡が見つかっています。 1968年に福島県で発見されたフタバスズキリュウもこの種に近いと考えられています。
時代を築き上げた海生爬虫類
かつて一時代を築き上げた海生爬虫類。様々な化石がその多様性を示しています。これだけの力を有した生物が絶滅した気候変動とはどれ程急激で凄まじいものだったのでしょう。残された化石からは、彼らの多様性と力強さを感じ取る事ができます。
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