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- プテラノドンの翼は、異常発達した四番目の指だった。
プテラノドンの翼は、異常発達した四番目の指だった。
恐竜の世界を描くとき、欠かせない存在の一つが翼竜です。翼竜は、実は恐竜ではありません。
詳しくは「翼竜は恐竜ではない」をご一読下さい。
さて、その翼竜の中で、最も知名度が高いプテラノドンの豆知識をご紹介しましょう。
プテラノドンの翼は実は指が異常発達したものだった
プテラノドンの翼を構成する骨を示した図が下記です。
翼を構成する青い部分は、実は前脚の4番目の指なのです。
プテラノドンの腕の骨格と人間の腕の骨格を比較してみよう
ご覧のように、人間の指は腕よりかなり短いのに対し、プテラノドンの第四指は腕よりもはるかに長い。プテラノドンの第四指は異常に発達していたのです。
次に、プテラノドンの腕の骨格と現世の鳥の腕の骨格を比較してみよう。
ご覧のように、現世の鳥の翼も、指が翼の形に適するように変形しています。
プテラノドンの第四指は現世の鳥の指と比較しても、異常と言えるほど発達していたと言えるのです。