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ダチョウ恐竜こと、オルニトミムスの秘密
ダチョウ恐竜こと、オルニトミムスの秘密
オルニトミムス (Ornithomimus) は、白亜紀後期の北米大陸に生息していた恐竜です。名前の意味は「鳥の模倣者」で、実際に見た目が現生のダチョウに似ています。 ダチョウ恐竜とも呼ばれ、三本指の脚、細長い腕、長い首、鳥のような頭で特徴付けられます。
ダチョウと同様に相当足が速かったのではないか、と考えられています。
オルニトミムスは肉食?草食?
歯はトリケラトプスのようにくちばし状でした。その点から草食恐竜かと考えられていましたが、鋭い爪を手と足に持つことから、肉食であった可能性も否定できずにいました。最近の研究からアヒル状のクチバシであったことが分かり、草食恐竜であった可能性の方が高いのではないか、と考えられ始めています。
オルニトミムスは頭がよかった?
オルニトミムスの脳の容積はほかの恐竜と比較するとかなり大きいため、これを頭が良かった根拠にする考えがあります。ただ、運動神経がよいと脳の容積が大きくなる点を考慮すると、頭脳明晰であったかどうかは不明です。他の恐竜と比較すれば、賢かったのは間違いないところではありますが。
大きな爪
手足に大きな爪を持っている。身を守るために使用したのかどうかは不明である。他の肉食恐竜と比較しても、対体と爪の比率が非常に大きい。