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アンモナイトの寿命。アンモナイトは何歳まで生きたか?
アンモナイトはいったい何歳まで生きたのでしょうか?
アンモナイトの寿命を推測するにあたり、まず、現世の頭足類の代表の寿命を調べてみよう。
現世のオウムガイでは、おおよそ10年程度、生きると考えられています。一方、同じ頭足類のイカは1年足らずで死んでしまうものが大半です。
では、タコはどうでしょうか。タコもイカと同様、1年足らずで死を迎えるものが大半のようです。
この事実から推測すると、アンモナイトの寿命は、1年から10年である可能性が高そうです。また、同じアンモナイトでも、種によって寿命は異なったかも知れません。
先ほど、イカの寿命は1年足らずと述べましたが、巨体で知られるダイオウイカの寿命は5年という説があるそうです(生態がはっきり分かっていないため実測ではない)。
一般に大きな生物ほど寿命が長いことを考えると、最大級のアンモナイトとして知られるパラプゾシア・セッペンラデンシスなどは10年近く生きたかも知れません。数センチしか成長しないアンモナイトは1年未満だった可能性は高いことでしょう。
アンモナイトの殻の成長度合いを一定と見なし、殻から寿命を見積もった研究など様々な仮説が存在しますが、いまだ、学術的な結論を見ていません。