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- 書籍紹介「花のルーツを探る -被子植物の化石―(著者:高橋 正道)」
おすすめ書籍紹介。大命題「いつ花は生まれたか」に迫る。
この度、新潟大学名誉教授、高橋正道さんより、書籍のご紹介をいただきました。
白亜紀にはすでに「花」が誕生していた、という驚きの事実に、化石の最新研究から迫っています。木の幹の化石(珪化木)は世界中で採集されるものの、花の化石を見る機会はほとんどありません。
希少な花化石の世界を知ることができる、有り難い一書です。
著者、高橋正道さんより、メッセージをいただきました。
化石セブンの読者の皆様
はじめまして、白亜紀の花の化石を研究している高橋と申します。このたび、「花のルーツを探る -被子植物の化石―」(裳華房 定価1500円+税)を出版しましたので、ジュラ株式会社様のご厚意により、紹介させていただくことになりました。
これまでに、恐竜が生きていた白亜紀に咲いていた花が、立体的な構造を残したままに化石として残ることなど、常識的にみても考えることすらできないことでした。ところが、最近、白亜紀の地層から採掘された堆積岩の中から、三次元的構造を残している花の化石が次々に発見されるようになり、これまでに地味で目立たない研究分野とされてきた植物化石の研究分野が画期的に進歩して、注目されるようになってきました。
本書では、いかにして、白亜紀の地層から、花の化石を発見することができるか、これまでに、どのような花化石が発見されてきたのか、その結果、現代の多様な被子植物に、どのように進化してきたのかを、筆者を含めた最新の研究成果をもとに、白亜紀における被子植物の花の進化を分かり易く紹介しています。
よかったら、ご一読いただけると幸いです。よろしく、お願いします。
詳しくは、
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785351217/ アマゾン
https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5121-2.htm 裳華房
高橋 正道 新潟大学名誉教授
http://env.sc.niigata-u.ac.jp/~masa/