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ロシア産三葉虫ホプロリカス(Hoplolichas)の種類について
ロシア産三葉虫ホプロリカス(Hoplolichas)には複数の種が存在します。
ロシアを代表する三葉虫の一つ、ホプロリカス(Hoplolichas)について、少々。
同じホプロリカスでも、これだけ違います!写真でご紹介。
左がconicotuberculatusで、右はplautiniです。
頭部(頭鞍や頬)が大きく異なります。plautiniは狭く、頭鞍が長方形になっています。頬や頭鞍には、長い刺がありますね。後部の頭鞍から、1本の長いホーンが出ています。conicotuberculatusは2本です。
体部について言えば、plautiniのほうがよりワイドで、小さな刺が無数にあります。グロテスクですね。
尾部について言えば、plautiniのほうが長く、シャープです。
総じて、plautiniのほうが、トゲトゲしく、グロテスクです。
同じ種でも、大きな違いがありますね。
ちなみに、下記の標本はconicotuberculatusです。conicotuberculatusは以前は、furciferと呼ばれていました。三葉虫コレクターの方には、furciferの名前のほうが馴染みがあるかもしれませんね。