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恐竜時代の琥珀です!非常に透明度の高い、虫を内包したミャンマー産琥珀(Amber)/【ot3088】
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こちらは非常に透明度の高いミャンマー産の琥珀です。ご覧のように内部には虫が含まれています。ミャンマー産の琥珀は以前の国名、ビルマにちなんでビルマイト、あるいはバーマイトと呼ばれています。
ビルマイトはロンドン市自然史博物館が1億年前の琥珀だと明らかにするまで、比較的若い時代のものだと思われていました。同博物館の研究により、内部には1億年前の内包物が含まれていることが分かり、恐竜と同じ時代の針葉樹の樹脂が化石化したものだと判明しました。
つまり、こうして内部に含まれている虫もその時代を生きていたと考えられるのです。関連コラム”映画「ジュラシック・ワールド」のように足らない部分のDNAを加えて、新種の恐竜を生み出すことは可能なのか?”も合わせてご覧ください。
恐竜とともに生きていたと考えるとルーペを支えている手にも力が入ります。琥珀内部の小さな虫を観察するときは30倍以上のルーペをお使いになることをおすすめします。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
ルーペでは触角まで視認可能です。
バーマイトのなかでもとりわけ透明度の高い琥珀です。
およそ14ミリほど。
100円玉との比較。恐竜時代の虫入り琥珀、バーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot3088 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 恐竜時代の琥珀です!非常に透明度の高い、虫を内包したミャンマー産琥珀(Amber) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 本体1.4cm×1cm×厚0.7cm |
商品解説 | 恐竜時代の琥珀です!非常に透明度の高い、虫を内包したミャンマー産琥珀(Amber) |
この商品を購入されたお客様のお声
透明度も高く手頃な価格のビルマ産琥珀でした。他の産地よりも古いのでお得に感じます。
大阪府/男性
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。