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真円に近いルート。中生代白亜紀のワニの野太い歯化石/【ot1617】
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こちらは古代のワニの歯化石です。
野太くがっしりとした歯化石です。
ワニは現世では温暖な地域を中心に食物連鎖の頂点に君臨する生物としてよく知られています。中生代にはその分布地域は現世よりも更に広く、現世以上に繁栄をしていたと言っても過言ではないでしょう。
その見た目は恐竜に似ているようですが、同じ爬虫類ではあるものの、恐竜ではありません。膝をまっすぐに伸ばさずに歩く点が恐竜と大きく異なります。詳しくはコラム「爬虫類と恐竜の違い」を御覧ください。
ワニの歯は長さはそれほどでもないものの、非常に太く頑強に作られています。獲物の肉を切り裂くのではなく、ホールドするために進化したものと考えられます。
ワニは動物なら何でも捕食するものの、メインとなるのは魚です。動きの激しい魚を逃さないように突き刺すことに特化した構造になっています。
先端はやや丸みを帯びています。
ほぼ真円のルート部分。ワニの進化は非常に興味深いものがあります。早い段階で首長竜やヘビ、モササウルスなどと分かれ、最終的に恐竜とも分かれていきます。進化の系統をみる限り、恐竜とはかなり近い存在と言えるでしょう。詳しくはコラム「恐竜はどこから来たか?(恐竜進化の起源)」を御覧ください。
100円玉との比較。古代(中生代白亜紀)の野太いワニの歯化石です。
商品スペック
商品ID | ot1617 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 真円に近いルート。中生代白亜紀のワニの野太い歯化石 |
産地 | Kem Kem basin, Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測2.5cm |
商品解説 | 真円に近いルート。中生代白亜紀のワニの野太い歯化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
子供のプレゼントに購入。自分で選んだ事もあり、思い通りの物が届き満足したようです。
栃木県/男性
サルコスクスとは?
恐竜だけが支配者じゃなかった!サイズが違いすぎる!!
古代のワニは現代のワニの10倍デンジャラス!!
巨大ワニ、サルコスクス
サルコスクスは、白亜紀前期、アフリカに生息していた巨大なワニです。 体長は何と11mあり、現在知られている中では最大のワニです。
現生のワニの2倍以上のサイズがあると考えられていますが、重さに関しては6倍以上もあるとされます。重さは約8トンもあったようです。
サルコスクスは寿命が50~60歳と長生きで、年をとれば取るほど体のサイズが大きくなっていったようです。
これは陸の王者「ティラノサウルス」と同様の成長形態です。
名前は「肉のワニ」の意味。1964年にアフリカのニジェールで頭蓋骨の一部を発掘、2000年になってようやく1.8mもの頭蓋骨が発見され、その他全身の約半分が発見された(体重はアフリカ象の2倍近い10トン)。
サルコスクスの体の形
現在のワニは産まれてから10年で急速に成長します。この成長度合いから推測すると、サルコスクスも同様な成長曲線を描いたのではないでしょうか。
頭骨だけで1.7m~1.8mほどもあったといわれます。頭の部分だけで成人男性くらいもあります。このサイズは、ティラノサウルスの頭骨よりも大きいか、もしくは同等のサイズです。
サルコスクスの上あごは下あごを完全に覆い尽くしていました。これは恐竜と同じ構造をもっていることが伺えます。そして顎の形は、現在のワニと同じように、鼻先が非常に長く伸びたシェイプをしていました。
サルコスクスの歯
サルコスクスの歯は獲物に噛み付いて離さない頑強なタイプの歯です。
なぜかというと、現生のワニと同じく、いわゆるデスロール(相手に噛み付いたあと、体全体を回転して一撃で仕留めるワニ独特の戦略方法)をして、獲物を捕らえいたからです。彼らは沼地に潜んで待ち伏せし、近づいた獲物に噛み付いて絶命させるという手法で狩りをしていたようです。
サルコスクスの強さ
サルコスクスの噛む力は8トンもあったといわれています。これは、ティラノサウルスよりも2倍~3倍の噛む力に相当します。サルコスクスの背中に走る堅い装甲うろこは、強固なので、体を防御し保持するために使われていました。
ただ、あまりにも堅いために、体の柔軟性を奪われてしまうというマイナスの側面もあったと推察されています。
左からサルコスクス、ディノスクス、一番右が現在のミシシッピ川に生息するワニ
画像「サルコスクス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org