吸い込まれそうな深い深いマットブラック。芸術品の域、珪化木（ケイカボク） 化石 販売

こちらはインドネシア産の木生シダの珪化木です。中央のマットブラックが素晴らしい。

他産地では見られない実に深いマットブラックです。

何色かと問われれば、端的には黒と答えます。しかし、単純な黒ではなく、吸い込まれそうな深い独特のマットブラックです。

表面は丁寧にポリッシュされているため、光沢を帯びて当然なのですが、中央の黒の光の吸収力が並外れているため、光を飲み込んでしまっている模様。

年輪は確認できないため、いわゆる木性シダと言われる巨大なシダ類の珪化木です。シダというと山際の茂みなどに生えている低木を想像しますが、古代には現在のスギなどとさほど変わらない高木が存在していました。現在の石炭のもととなった木の多くに、木生シダが含まれていることはあまり知られていません。木性シダについては、コラム「地球史上最古の「木」とは？」、「産業革命の原動力となったのは石炭紀に大発展したあの植物」などをご一読ください。

外縁の外皮との対比は印象的です。

よくまあ、これほどに黒くなったものだ・・・。

最も個性的な色は黒なのかもしれない・・・。異様な存在感。

両面ともに非常に丁寧に磨かれています。

黒と白のグラデーションが美しい。

横幅38cmの非常に立派な標本です。

厚さは1.7センチ。外皮の保存状態も抜群。まさに木肌という感じ。古代の木性シダの樹皮がほぼそのまま保存されています。

このグラデーションが美しすぎる！このスポットを何枚か撮影しましたのでご堪能ください。

100円玉。マットブラックの圧倒的な存在感。他を圧倒する個性。美しく磨かれており、芸術品の域です。珍しいインドネシア産の木性シダの珪化木です。