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数年に1本、堂々のオールナチュラル、非の打ち所なし、ティラノサウルス・レックスの巨大歯化石。/【di985】
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まず最初に100%ナチュラルであることを保証します。ティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)のオールナチュラル、極上美麗歯化石です。弊社で過去に取り扱った化石のなかでも、最上位に分類される、これぞ化石セブンクオリティと自信を持って宣言いたします。
こちらの極上歯化石、計20枚の写真だけでは、その魅力のすべてを語り尽くすことは不可能ですが、まず最初にご覧頂きたいのが、このセレーション(インナーサイド)。冒頭で述べた通り、こちらの歯化石は一切のリコンストラクションが入っていないオールナチュラルの標本であるにもかかわらず、凄まじいセレーションの保存状態。
そして、王者の威厳を体現するかのようなどっしりとしたフォルム。シックなブラックカラーにもご注目ください。
そして、この分厚さ。ロングカーブ計測で7.7cmというビッグサイズに対して、なんと周長がそれを上回る8.3cm。まさに、成体の図太い歯化石です。ティラノサウルス・レックスの成体歯でしか拝めない極太のルート。
最も平面的に見える角度で撮影したにも関わらず、立体的に写ってしまう・・・。
もう一回、ご覧頂きたい、この分厚いルートを・・・。
アウターサイドに浮かぶ、この白い模様は、いわゆるエッチング痕。露頭にて、植物の根が表面に接触して起こる痕です。これをどう捉えるかで、コレクターの真価が決まります。まず、第一に、この歯は100%ナチュラルであること。このエッチング痕をペイントやリコストラクションで消してしまうことは可能でしょう。一流のリコンストラクターに依頼すれば、オリジナル部分と見分けがつかないレベルまで仕上がります。ただ、何度も繰り返しますが、この歯化石はオールナチュラルなのです。0.3%でも、手が入ってしまえば、その価値が失われてしまう。化石のヘビーコレクターであれば、これほどのティラノサウルス・レックスの成体歯化石がオールナチュラルでマーケットに出ていることの価値はお分かりかと思います。あえて断言したい。これでいいのです。これを修正してしまえば、その価値が失われてしまいます。
基本的に、修正が価値を上げる、と捉えられがちな米国のディーラがあえて、エッチング痕をあえて残す決断をしたのは、この化石がオールナチュラルであることに価値を見出したからでしょう。もちろん、コレクターの方針は様々です。オーナーになられた後、リコンストラクターに修正を依頼されるのも一つの手です。エッジング痕を完全に消すことも可能でしょう。しかし、広い視野で、オールナチュラルの意味を考えていただければと思います。店主の不遜なき希望だとは重々承知の上で、申し上げました。
このエナメル質の光沢。本当に上質。実物は写真の何倍も上質です。実物を目の前にすると、本当にジェムのように感じることでしょう。
ナチュラルの証とも言える、エッチング痕。イビツに入るアウター側の稜線。太さから考えても上顎のポイントトゥースと推察されます。前上顎骨歯と並んで、ティラノサウルスの象徴とも言える歯です。
セレーションがキラキラと輝いているのが見えるでしょうか?さらにその上にもご注目ください。エナメル質の繊細なパターンが完全に残されています。
6550万年前に棲息していた生物の歯が、どうしてこれほど前に素晴らしい保存状態で残るか、ため息がこぼれます。数年に1回程度、こういった歯化石に出会えるのが、化石コレクションの楽しみの一つですね。いつ出会えるか、分からないのが困ったものですが・・・。
何度でもご覧頂きたい、このセレーション。セレーションは横から見ると、実は粒の塊なのです。
そして、位置によって、形が変わります。上の写真では粒状でしたが、こちらでは、いわゆる”チャック状”に変化します。
そして、歯化石のなかで最も失われやすいトップチップ(歯先)に載っているセレーション。歯先のセレーションがこれほどの状態で保存されることなど、滅多にありません。言葉が安くなりそうで使いたくありませんが、”奇跡”と言ってしまいましょう。
いかがですか?この形、色、厚み。非の打ち所がないとは、このことです。
がっしりとした根本。ほとんどが歯冠部。紛れもないレックスの成体歯です。
しつこいとは思いつつも、もう一回。インナーサイドのセレーションを肉眼レベルで。驚くべき保存状態。
100円玉との比較。ロングカーブ7.7cm。数値で見ても立派な歯化石ですが、ルートからミドルセクションにかけて分厚いため、数字以上に大きく感じます。そして重い。数年に1回の極上歯化石です。次いつ出会えるか私にも分かりません。売れなくても良い!個人的に末永くコレクションしておきたい、と思うほど。
商品スペック
商品ID | di985 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 数年に1本、堂々のオールナチュラル、非の打ち所なし、ティラノサウルス・レックスの巨大歯化石。 |
産地 | アメリカ・ヘルクリーク累層 |
サイズ | ロングカーブ7.7cm 周長8.3cm |
商品解説 | 数年に1本、堂々のオールナチュラル、非の打ち所なし、ティラノサウルス・レックスの巨大歯化石。 |
ティラノサウルスとは?
白亜紀の暴君、最強の恐竜、ティラノサウルスの知られざる秘密
1990年に発見された通称スーが最大の化石骨格で体長13m、推定体重は6tです。これはアフリカ象の中でもスーパーヘビー級の固体と同等かそれ以上の体重です。
異様に大きく、巨大な頭部骨格
最強の恐竜といわれるティラノサウルスは、体から比べても相当に頭部骨格が大きいことが分かっています。太くて長い歯、頑丈で大きなアゴを使い、獲物の肉を食いちぎり、噛み砕くように進化したのでしょう。これは他の獣脚類であるスピノサウルス、アロサウルス、アルバートサウルス、ディロング、タルボサウルス等と比べても、言えることです。
異様に小さい前肢
体はがっちりと巨大で、それにふさわしい後肢とかぎ爪を持っていましたが、それに比べて前肢は極端に小さいことで有名です。前肢は基本的に仮に使用していなかったのかもしれません。前肢の用途についてはさまざまな説があります。面白い説としては起き上がるときに補助的に使用した、というものがあります。
巨体を支える合理的な肢先の構造
1m近く巨大な足の甲から爪にかけての構造は非常に合理的に出来ており、6tにも及ぶ現生の巨像をはるかに超える体重をしっかりと受け止めることができました。研究者によれば、この肢の甲に構造には体重を支える特別な構造をしていたことが分かっています。
巨大な後肢は、他の獣脚類の中でも最も比率が大きいことが分かっています。巨大な頭と巨大な肢で特徴付けられるのがティラノサウルスであるといえます。
ティラノサウルスの眼
ティラノサウルスの眼は現生の肉食動物のライオンやトラと同様、前方を見据える形についていました。これはティラノサウルスは外敵が少ないハンターであったことをあらわしています。草食動物のように常に周りからの攻撃に配慮する必要がある動物の眼は左右が離れて付いています。
ティラノサウルスの嗅覚
ティラノサウルスの嗅覚は非常に発達していたと考えられています。わずかな血のにおいも見逃さなないハンターの鼻です。
画像「tyrannosaurus」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
シカゴのフィールド博物館
ティラノサウルスの歯
ティラノサウルスの歯は非常に太く長いのが特徴です。他の獣脚類に比べてもその特徴は明確で、切り裂くというよりは噛み砕くのに適していました。歯根(歯額の中に埋まっている部分)も非常に長かったという事実がよりこの特性を裏付けています。歯茎より上、つまり見えている部分が7-8cmにも関わらず、歯茎に埋まっている部分が22-23cmという化石が実際に発見されています。
ティラノサウルスには羽毛があった?
一部の研究者によれば、ティラノサウルスは羽毛で覆われていた、という説があります。寒暖の激しい期間を乗り切るために、体を温めるために羽を持っていたというのです。また、他の説では子供のころに羽毛があったとしても、大人になれば体温が高くなることが考えられ、完全になくなっていたのではないか、というものがあります。そもそも、この羽毛論の発端は、同じ獣脚類であるコエロフィシスやディロングの羽毛の痕跡付き化石が発見されたことにあります。コエロフィシスやディロング(ファイナルファンタジーのチョコボにそっくり)はかなり小さい恐竜であることから体温を失いやすく、羽毛をまとっていたのかもしれません。そうであれば少なくともティラノサウルスの子供には羽毛が存在した可能性はあります。
ティラノサウルスの寿命は何歳?
前述の巨大化石、「ス-」を調べると、年齢は28歳であることが分かりました(骨の状態で判断が可能)。また、化石を詳しく調べると、かなり痛んだ骨であることが分かり、寿命が近いのではないかと考えられました。従いまして、ティラノサウルスの寿命は30歳前後だと推測されています。ティラノサウルスは20歳くらいまで成長し、その後、徐々に老化していきました。5歳以下の若いティラノサウルスは必ずしも最強とは言えなかったようです。
ティラノサウルスは脚が速い?遅い?
ティラノサウルスはどのくらいの速度で走ることが出来たのでしょうか。一部の研究者は時速60kmで走ることができたと主張しましたが、現在では、骨や体のバランスなどから時速30kmにも満たない速度だったと考えられています。この点からトリケラトプス。エドモントサウルスのような比較的鈍足の草食恐竜を身を潜めて待ち伏せして狩をしたのではないかと考えられます(実際にトリケラトプスの化石からティラノサウルスの噛み跡が発見されています)。またワニなども狩りの対象になったと考えられています。
ティラノサウルスの狩りは単独行動?それとも集団行動?
ティラノサウルスと同じ北米の大型獣脚類のアルバートサウルスが大人と子供の化石が同箇所で発見されたことから、獣脚類といえど、集団で狩りをしていたことが明らかになりました。このことから、ティラノサウルスもその可能性があるのではないか、と考えられています。
死肉もあさった?
ティラノサウルスの嗅覚は非常に敏感であることから、死体のにおいをかぎつけることは容易であったと考えられます。その為、死肉をあさることも決して珍しくなかったでしょう。
ティラノサウルスの起源はアジアにある
恐竜コレクターの永遠のアイドル、ティラノサウルスにも同じタイプの仲間が世界各地に沢山いました。ここで簡単に紹介しましょう。
我々日本人にとってうれしい?事実
ティラノサウルス類は実はアジアから生まれました。ティラノサウルスの仲間は中生代の白亜紀になってアジアに現れました。この頃のティラノサウルスの祖先は非常に小さく、体長3mにも満たないものでした。彼らが当時、アジアとつながっていた北米へと渡り白亜紀後期にあの超巨大獣脚類のティラノサウルスが現れることになったのは意外と知られていません。さて、そのアジアで生まれた祖先をご紹介します。
シャンシャノサウルス 体長 3m 白亜紀後期 中国
さてなぜシャンシャノサウルスはティラノサウルスの仲間と判明したのでしょうか。それは、ティラノサウルス類に共通の特徴が存在したからです。
ティラノサウルス類共通の特徴
頭部骨格の眼の後ろの部分がBの字をしている左右の鼻の骨が結合し、強固になっている
この特徴を持った恐竜が世界各地で見つかり、ティラノサウルスの仲間であると考えられています。当時世界はアフリカを除いて陸続きであったことから、アジアから北米に大きく移動していきました。移動するたびに体を大きく、白亜紀後期それも隕石衝突の直前に最も巨大化します。それが皆さんがよく知るティラノサウルス・レックスなのです。
モンゴルアリオラムス 体長 5m
タルボサウルス 体長 9m
アレクトロサウルス 体長 5m
北米 アウブリソドン体長 3m
ダスプレトサウルス 体長10m
アルバートサウルス 10m
ゴルゴサウルス 9m
実は日本にもティラノサウルスの仲間がいたといわれています。つまり、前述の特徴をもった恐竜の化石が発見されました。石川県白山市でただ1本の歯が発見されています。
ティラノサウルスとスピノサウルス、いったいどっちが強いのか?
ティラノサウルス科最強の証、D型歯の秘密
ティラノサウルスの頭部はどれくらい大きかったの?
人間の男性と比較!あなたは大きいと感じますか?それとも・・・。