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欠点を見つけたくて粗探しをしましたが、どうしてもこれといったものが見つからない・・・。ルーペで穴があくほどご覧いただきたい!ティラノサウルス・レックスの歯化石/【di947】
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極上の保存状態。ティラノサウルス・レックスの歯化石です。
これ以上望めないほどの極上のインナーセレーションです。
ロングカーブ計測で5.8cm。
エナメル質の保存状態も言うことなし。100%ナチュラルであり、かつエナメルパターンが壊れることなく保存されている標本だけが発する光沢です。
目一杯、クラックが目立つように撮影しました。肉眼ではすぐに見つけられないほどの溝です。
このナチュラル感。あまりの美しさに、触る前には手を洗って、手脂を除去してしまうほどです。
ミドルセクションの光沢を御覧ください。エナメル質のパターンが浮き上がっています。ナチュラルでなければ現れない光沢です。
インなセレーションの美しさは筆舌に尽くしがたい。ぜひルーペを片手にご覧ください。
根本を撮影。比較的薄い歯化石です。まだ若い個体の歯化石だと推察されます。
インナーだけではありません。アウターもこの通り、抜群の保存状態です。セレーションの粒が非常に細かいので接写をしています。接写しても、ご覧の通り、恐ろしい程の保存状態です。この標本を存分に味わうためには、ルーペは必須です。
インナーセレーションの接写。これを極上と言わずして何という・・・。
歯の構造がよくわかります。
少し湾曲があります。実に美しいカーブです。
ティラノサウルス・レックスの歯化石は生える場所によって様々な形をしていますが、本標本はスマートなフォルムをしています。非常に滑らかで伸びやかなアウターカーブです。
インナー、アウターともにほぼ全域に渡って、素晴らしい状態のセレーションが保存されています。かつ、この芸術的で美しいカーブ。
もう一度、あえてクラックが目立つように撮影しました。これくらいしか欠点が見つからないのです。実物を見れば分かりますが、保存状態が極めて良好なために、このクラックしかご紹介する欠点らしい欠点が存在しないのです。それも目一杯、目立つように撮影してこの程度なのです。肉眼ですと、すぐにわからないほどの細いクラックですので、これを欠点と申し上げてよいのかどうか・・・。いかにこの標本の保存状態が良いか、お分かりいただけるでしょうか。
普通、このくらいのサイズのティラノサウルス・レックスの歯化石になれば、どこかに欠点が存在するものですが、この歯化石に関してはそれがないのです。あらゆる点で、クオリティが極めて高く、かつ、ナチュラルな味わいがあります。
化石標本に、何を望むのかは、コレクターの指針によって様々です。本標本に関して言えば、とにかく、保存状態の良いもの、化石という自然の産物であってもあらゆる点でパーフェクトな保存状態のものを望む、というコレクターにぴったりの標本です。ただ大きいもの、一点が美しいもの、といったような局所的に優れた標本はありますが、本標本のように、どこに注目しても極めて良好な保存状態を示すコレクションは本当に稀です。そもそも6550万年前の生物の歯であるわけですから、傷みがあって当然です。標本の状態をできるだけ正確にお伝えしたいので、極力使わないでおいた言葉ですが、この標本に関しては、「奇跡的」と申し上げても、許されるのではないかと思います。
商品スペック
商品ID | di947 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 欠点を見つけたくて粗探しをしましたが、どうしてもこれといったものが見つからない・・・。ルーペで穴があくほどご覧いただきたい!ティラノサウルス・レックスの歯化石 |
産地 | アメリカ・ヘルクリーク累層 |
サイズ | ロングカーブ計測5.8cm |
商品解説 | 欠点を見つけたくて粗探しをしましたが、どうしてもこれといったものが見つからない・・・。ルーペで穴があくほどご覧いただきたい!ティラノサウルス・レックスの歯化石 |
ティラノサウルスとは?
白亜紀の暴君、最強の恐竜、ティラノサウルスの知られざる秘密
1990年に発見された通称スーが最大の化石骨格で体長13m、推定体重は6tです。これはアフリカ象の中でもスーパーヘビー級の固体と同等かそれ以上の体重です。
異様に大きく、巨大な頭部骨格
最強の恐竜といわれるティラノサウルスは、体から比べても相当に頭部骨格が大きいことが分かっています。太くて長い歯、頑丈で大きなアゴを使い、獲物の肉を食いちぎり、噛み砕くように進化したのでしょう。これは他の獣脚類であるスピノサウルス、アロサウルス、アルバートサウルス、ディロング、タルボサウルス等と比べても、言えることです。
異様に小さい前肢
体はがっちりと巨大で、それにふさわしい後肢とかぎ爪を持っていましたが、それに比べて前肢は極端に小さいことで有名です。前肢は基本的に仮に使用していなかったのかもしれません。前肢の用途についてはさまざまな説があります。面白い説としては起き上がるときに補助的に使用した、というものがあります。
巨体を支える合理的な肢先の構造
1m近く巨大な足の甲から爪にかけての構造は非常に合理的に出来ており、6tにも及ぶ現生の巨像をはるかに超える体重をしっかりと受け止めることができました。研究者によれば、この肢の甲に構造には体重を支える特別な構造をしていたことが分かっています。
巨大な後肢は、他の獣脚類の中でも最も比率が大きいことが分かっています。巨大な頭と巨大な肢で特徴付けられるのがティラノサウルスであるといえます。
ティラノサウルスの眼
ティラノサウルスの眼は現生の肉食動物のライオンやトラと同様、前方を見据える形についていました。これはティラノサウルスは外敵が少ないハンターであったことをあらわしています。草食動物のように常に周りからの攻撃に配慮する必要がある動物の眼は左右が離れて付いています。
ティラノサウルスの嗅覚
ティラノサウルスの嗅覚は非常に発達していたと考えられています。わずかな血のにおいも見逃さなないハンターの鼻です。
画像「tyrannosaurus」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
シカゴのフィールド博物館
ティラノサウルスの歯
ティラノサウルスの歯は非常に太く長いのが特徴です。他の獣脚類に比べてもその特徴は明確で、切り裂くというよりは噛み砕くのに適していました。歯根(歯額の中に埋まっている部分)も非常に長かったという事実がよりこの特性を裏付けています。歯茎より上、つまり見えている部分が7-8cmにも関わらず、歯茎に埋まっている部分が22-23cmという化石が実際に発見されています。
ティラノサウルスには羽毛があった?
一部の研究者によれば、ティラノサウルスは羽毛で覆われていた、という説があります。寒暖の激しい期間を乗り切るために、体を温めるために羽を持っていたというのです。また、他の説では子供のころに羽毛があったとしても、大人になれば体温が高くなることが考えられ、完全になくなっていたのではないか、というものがあります。そもそも、この羽毛論の発端は、同じ獣脚類であるコエロフィシスやディロングの羽毛の痕跡付き化石が発見されたことにあります。コエロフィシスやディロング(ファイナルファンタジーのチョコボにそっくり)はかなり小さい恐竜であることから体温を失いやすく、羽毛をまとっていたのかもしれません。そうであれば少なくともティラノサウルスの子供には羽毛が存在した可能性はあります。
ティラノサウルスの寿命は何歳?
前述の巨大化石、「ス-」を調べると、年齢は28歳であることが分かりました(骨の状態で判断が可能)。また、化石を詳しく調べると、かなり痛んだ骨であることが分かり、寿命が近いのではないかと考えられました。従いまして、ティラノサウルスの寿命は30歳前後だと推測されています。ティラノサウルスは20歳くらいまで成長し、その後、徐々に老化していきました。5歳以下の若いティラノサウルスは必ずしも最強とは言えなかったようです。
ティラノサウルスは脚が速い?遅い?
ティラノサウルスはどのくらいの速度で走ることが出来たのでしょうか。一部の研究者は時速60kmで走ることができたと主張しましたが、現在では、骨や体のバランスなどから時速30kmにも満たない速度だったと考えられています。この点からトリケラトプス。エドモントサウルスのような比較的鈍足の草食恐竜を身を潜めて待ち伏せして狩をしたのではないかと考えられます(実際にトリケラトプスの化石からティラノサウルスの噛み跡が発見されています)。またワニなども狩りの対象になったと考えられています。
ティラノサウルスの狩りは単独行動?それとも集団行動?
ティラノサウルスと同じ北米の大型獣脚類のアルバートサウルスが大人と子供の化石が同箇所で発見されたことから、獣脚類といえど、集団で狩りをしていたことが明らかになりました。このことから、ティラノサウルスもその可能性があるのではないか、と考えられています。
死肉もあさった?
ティラノサウルスの嗅覚は非常に敏感であることから、死体のにおいをかぎつけることは容易であったと考えられます。その為、死肉をあさることも決して珍しくなかったでしょう。
ティラノサウルスの起源はアジアにある
恐竜コレクターの永遠のアイドル、ティラノサウルスにも同じタイプの仲間が世界各地に沢山いました。ここで簡単に紹介しましょう。
我々日本人にとってうれしい?事実
ティラノサウルス類は実はアジアから生まれました。ティラノサウルスの仲間は中生代の白亜紀になってアジアに現れました。この頃のティラノサウルスの祖先は非常に小さく、体長3mにも満たないものでした。彼らが当時、アジアとつながっていた北米へと渡り白亜紀後期にあの超巨大獣脚類のティラノサウルスが現れることになったのは意外と知られていません。さて、そのアジアで生まれた祖先をご紹介します。
シャンシャノサウルス 体長 3m 白亜紀後期 中国
さてなぜシャンシャノサウルスはティラノサウルスの仲間と判明したのでしょうか。それは、ティラノサウルス類に共通の特徴が存在したからです。
ティラノサウルス類共通の特徴
頭部骨格の眼の後ろの部分がBの字をしている左右の鼻の骨が結合し、強固になっている
この特徴を持った恐竜が世界各地で見つかり、ティラノサウルスの仲間であると考えられています。当時世界はアフリカを除いて陸続きであったことから、アジアから北米に大きく移動していきました。移動するたびに体を大きく、白亜紀後期それも隕石衝突の直前に最も巨大化します。それが皆さんがよく知るティラノサウルス・レックスなのです。
モンゴルアリオラムス 体長 5m
タルボサウルス 体長 9m
アレクトロサウルス 体長 5m
北米 アウブリソドン体長 3m
ダスプレトサウルス 体長10m
アルバートサウルス 10m
ゴルゴサウルス 9m
実は日本にもティラノサウルスの仲間がいたといわれています。つまり、前述の特徴をもった恐竜の化石が発見されました。石川県白山市でただ1本の歯が発見されています。
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ティラノサウルスの頭部はどれくらい大きかったの?
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