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防御姿勢!モロッコ・アトラス山脈南西部のデボン紀の地層から発見された三葉虫、ゲラストス(Gerastos granulosus)の化石/【tr1312】
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こちらはモロッコ・アトラス山脈南西部のデボン紀の地層から採集された、三葉虫、ゲラストスです。体を丸めたいわゆる防御姿勢を取っています。モロッコの化石産地についてはコラム「モロッコ5大化石産地をご紹介:時を超えた自然の遺産」を御覧ください。
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側面から撮影しました。まるでダンゴムシのように、体節の柔軟性を最大限に活かして腹部を守っています。デボン紀は「魚の時代」とも呼ばれ、強靭な顎を持つ魚類が繁栄しました。三葉虫も天敵から身を守るため、このように体を丸める進化を遂げたと考えられています。
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ほぼ正面から撮影しました。ゲラストスといえばこの大きな頭鞍部です。その側部には眼があります。
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この個体は体節を伸ばし、弱点とされる腹部を守っています。三葉虫は殻のみが化石として残り、軟体部は分解されてしまうため、その実態には不明な点が多くあります。しかし、現生のシャコのように、硬い殻と柔らかい腹部を持つ節足動物だったと考えられています。
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尾部から撮影しました。体節の構造がよくわかります。
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母岩の頂上にうまく乗り上げたような、ユニークなポーズです。この状態で自立します。
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母岩の底部を撮影しました。安定するよう平らにカットされています。
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本体カーブ計測で43ミリほどあります。ゲラストスは比較的小型の三葉虫です。
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100円玉との比較。モロッコ・アトラス山脈南西部のデボン紀の地層から発見された三葉虫、ゲラストスの防御姿勢を取った個体です。
商品スペック
商品ID | tr1312 |
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年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 防御姿勢!モロッコ・アトラス山脈南西部のデボン紀の地層から発見された三葉虫、ゲラストス(Gerastos granulosus)の化石 |
産地 | Anti Atlas Mountains, Morocco |
サイズ | 本体最長部カーブ計測4.3cm 母岩含め全体3.3cm×2.1cm×高2.8cm |
商品解説 | 防御姿勢!モロッコ・アトラス山脈南西部のデボン紀の地層から発見された三葉虫、ゲラストス(Gerastos granulosus)の化石 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。