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- ベリーレア、最高品質、三葉虫コレクター垂涎の逸品!ロンギアンダ・テルミエリ(Longianda termieri)。モロッコ・イサフェンのカンブリア紀初期の地層から発見された、サイズ・状態・バランスすべてにおいて卓越した極上標本
ベリーレア、最高品質、三葉虫コレクター垂涎の逸品!ロンギアンダ・テルミエリ(Longianda termieri)。モロッコ・イサフェンのカンブリア紀初期の地層から発見された、サイズ・状態・バランスすべてにおいて卓越した極上標本/【tr1298】
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こちらは、モロッコ南西部のハイアトラス山脈に位置するイサフェンのカンブリア紀下部の地層から採集された、非常に珍しい三葉虫「ロンギアンダ・テルミエリ(Longianda termieri)」の完全個体です。この三葉虫は、保存状態が最高品質と言えるほど素晴らしく、サイズも14センチと非常に立派です。 ロンギアンダは比較的最近発見された新種の三葉虫で、ほぼすべてがモロッコのイサフェン地域で見つかっています。この地域にはカンブリア紀前期の地層が複雑に重なり合っており、極めて古い時代の生物の化石が多数発見されています。通常、これほど古い時代の化石は保存状態が悪いことが多いのですが、この標本は驚くほど良好な保存状態を維持しています。 さらに、紫外線テストによる検査でもほとんど修復の痕跡が見られないという高いナチュラル度が確認されており、まさに一期一会と言える、極めて希少かつ価値のあるコレクターズアイテムです。
ご覧の通り、この標本は頭鞍部から尾板まで完全な状態で保存されています。また、後ほど詳しくご紹介しますが、プリパレーターによる細部までこだわった丁寧なクリーニングが施されています。 冒頭で触れた産地についてですが、この化石は、コラム「モロッコ5大化石産地をご紹介:時を超えた自然の遺産」にも記載されている、ハイアトラス山脈のほぼ南西端に位置する地域で採集されました。 モロッコは古生代から中生代にかけて、多種多様な生物の化石が発見される世界有数の地域です。特に古生代に繁栄した三葉虫に関しては、世界的にも重要な産地として知られています。カンブリア紀の三葉虫は、平板状でのっぺりとした外観が特徴ですが、その古さゆえに保存状態が悪い場合が多いです。しかし、まれに驚くほど良好な状態の化石が発見されることがあります。 特にモロッコ南西部のイサフェンやザゴラ周辺では、他ではほとんど見られないような保存状態の優れた化石が発見されることがあります。この標本もその一例であり、驚きと感動を与える素晴らしい状態を誇る逸品と言えるでしょう。
手のひらと比較すると、非常に立派な個体であることがお分かりいただけると思います。ロンギアンダは、三葉虫の中でも初期の種類である「レドキリア目(Redlichiida)」に分類されます。レドキリア目の三葉虫は、以下のような特徴を持っています:・平板状の体形・頬トゲが頭鞍部から大きく伸びている・11から17の体節・非常に小さい尾部(尾板)分類学的には、1899年にカール・レドリッヒ博士の功績を称えて名付けられました。博士はこの分類の基礎を築き、カンブリア紀初期の三葉虫研究において重要な役割を果たしました。ロンギアンダは、レドキリア目に分類される三葉虫の中で最近記載された新種で、体節が約15個前後の個体が多く見られます。また、イサフェンで発見されるロンギアンダのうち外殻が保存されている個体は、茶色が少なく、グレイがかった褐色を帯びた特徴的な色合いをしています。
いかにも初期の三葉虫らしい幅広で、平板状の体型をしています。
体節や縁部のフリルの細かな凹凸に至るまで、隅々まで徹底的にクリーニングされています。モロッコのトップレベルの工房ならではの熟練した技術が存分に発揮されており、実物は写真以上にさらに精緻で、細部まで非常に精密に仕上げられています。
同じレドキリア目の三葉虫と明確に異なる点は、尾板の軸から上方に伸びたこの棘です。平板状の体を持つカンブリア紀の三葉虫の中でも異質な存在と言えるでしょう。
三葉虫のコレクターの中には、カンブリア紀の三葉虫だけを収集する方もいます。理由はさまざまでしょうが、カンブリア紀の三葉虫の数が少なく希少性が高いという点はもちろん、初期の三葉虫に見られるシンプルなデザインと、この時代にしか感じられない独特の魅力に強く惚れ込んでいるからでしょう。実際に写真を撮影しても、その魅力にどんどん引き込まれていきますし、大判なので、被写体として非常に存在感があります。
ロンギアンダの最大の特徴と言って良い、尾板から上方に伸びた棘。
この棘は一体何に使われたのでしょうか。自然に考えると、捕食者から身を守るためだったのかもしれませんが、それならば体節の軸からも同じように伸びていたはずです。興味深いところですね。ちなみに左右に伸びるフリルには、海底の土に沈まないようにするための、わらじのような効果があったという説があります。
堂々たる頭鞍部。ロンギアンダの頬棘は比較的短めです。
体節から特徴的な尾板のセクション。
側面から撮影しました。尾板の棘が目立っていますね。
本体カーブ計測約14センチです。本体をきれいに取り囲むように切り取られた母岩を見ると、プリパレータ―のこの標本に対する気持ちが伝わってきますね。私が写真撮影にのめり込んでいったように、プリパーレーターも作業を進めるうちに、どんどんその魅力に引き込まれていったのでしょう。
100円玉との比較。モロッコ・イサフェンのカンブリア紀ボトミアンの地層から発見された、最初期の三葉虫、ロンギアンダ・テルミエリの最高品質の個体です。サイズ、状態、バランス、どれをとっても最高級です。
商品スペック
商品ID | tr1298 |
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年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | ベリーレア、最高品質、三葉虫コレクター垂涎の逸品!ロンギアンダ・テルミエリ(Longianda termieri)。モロッコ・イサフェンのカンブリア紀初期の地層から発見された、サイズ・状態・バランスすべてにおいて卓越した極上標本 |
産地 | Issafen, Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測14cm 母岩含め全体16.2cm×c10.7m×厚3cm |
商品解説 | ベリーレア、最高品質、三葉虫コレクター垂涎の逸品!ロンギアンダ・テルミエリ(Longianda termieri)。モロッコ・イサフェンのカンブリア紀初期の地層から発見された、サイズ・状態・バランスすべてにおいて卓越した極上標本 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。