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フェズアタ層ならではの素晴らしい保存状態、極めて希少な三葉虫、バティケイルス(Bathycheilus)いかにも三葉虫らしい、クラシックな味わいをご堪能あれ!/【tr1291】
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フェズアタ層ならではの素晴らしい保存状態、極めて希少な三葉虫、バティケイルス(Bathycheilus)いかにも三葉虫らしい、クラシックな味わいをご堪能あれ!/古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前)【tr1291】
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こちらは三葉虫コレクター必見のレアな標本です。モロッコ南部のアルニフとザゴラの中間にあるタクチャ近郊のオルドビス紀の地層から採集されたバティケイルス(Bathycheilus)です。モロッコは言わずと知れた化石の宝庫ですが、その中でも、ハイアトラス山脈より南、特にアルニフやその南にあるケムケム層、そしてフェズアタビオータで有名なザゴラ周辺からは、古生代や中生代のさまざまな生物の化石が発見されています。
その中でも、ザゴラ近郊のオルドビス紀の地層からは、非常に古い地層にもかかわらず、驚くほど良質な三葉虫が発見されています。特に、完全に鉱物化していない三葉虫が見つかったことでも有名です。バティケイルスの産地であるタクチャは、ザゴラから北東に約40km進んだ場所にあり、オルドビス紀の地層であることから、フェズアタ層群が広がっている地域だと推察されます。
実物のバティケイルスを初めて目にしました。もちろん、化石セブン初登場です。オルドビス紀の三葉虫らしく非常に平板でシンプルな構造を持っていますが、その保存状態はオルドビス紀の標本とは思えないほど良好です。さすがはフェズアタ累層というところでしょうか。
ご覧のように、ほぼ全形が保存されており、左右の長い頬トゲも健在です。細かな体節もほとんど残っていて、見事としか言いようがありませんね。
頭鞍部の残存率も高く、初期の三葉虫らしい大きな頭部をしています。
初期の三葉虫に共通する特徴である小さな尾板を持っています。
母岩はフェズアタ層の標本に共通する薄い茶褐色です。
裏面です。やや凹凸がありますが、平置きでも十分に安定します。
21ミリほどの厚みがあります。
本体は約32ミリです。母岩のサイズは左右で約9センチです。
100円玉との比較です。モロッコ南部フェズアタ累層(古生代オルドビス紀)から発見された、極めて希少な三葉虫、バティケイルスです。いかにも三葉虫らしいクラシックな味わいをご堪能ください。
商品スペック
商品ID | tr1291 |
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年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | フェズアタ層ならではの素晴らしい保存状態、極めて希少な三葉虫、バティケイルス(Bathycheilus)いかにも三葉虫らしい、クラシックな味わいをご堪能あれ! |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測3.2cm 母岩含め全体9.2cm×7.7cm×厚2.1cm |
商品解説 | フェズアタ層ならではの素晴らしい保存状態、極めて希少な三葉虫、バティケイルス(Bathycheilus)いかにも三葉虫らしい、クラシックな味わいをご堪能あれ! |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。