モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石 三葉虫 販売

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モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石/古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)【tr1290】

モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石/古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)【tr1290】

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モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その1)

こちらはモロッコ南東部のハイアトラス山脈南部、アルニフで採集されたデボン紀の三葉虫、ファコプスです。モロッコの化石産地については、コラム「モロッコ4大化石産地をご紹介:時を超えた自然の遺産」を御覧ください。

モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その2)

堂々とした立派な頭鞍部を見せてくれていますね。丸みのある大きな頭鞍部の三葉虫を目の前にすると、思わず撫でたくなるのは私だけでしょうか。

モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その3)

ファコプス目に属する三葉虫といえば、この複眼が特徴的ですね。複眼は素早く動く物体を捉えるのに適しているとされ、強靭な顎を持つ板皮類の魚が近づくのをいち早く視認できたのかもしれません。

モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その4)

山脈のように立派な体節を持つこの姿。デボン紀になると、現代のダンゴムシのように体を丸められる三葉虫が登場しました。

モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その5)

尾板を後方から撮影しました。

モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その6)

左側の複眼もご覧の通り、非常に素晴らしい保存状態です。

モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その7)

海底の岩の上を這うかのような面白い構図です。

モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その8)

こちらが裏側です。こちらを下に平置きすると安定します。

モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その9)

本体カーブ計測で55ミリほどあります。

モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石(その10)

100円玉との比較。モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプスの化石です。

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商品スペック

商品ID tr1290
年代 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
学名 モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石
産地 Alnif, Morocco
サイズ 三葉虫本体カーブ計測5.6cm 母岩含め全体4.4cm×4.1cm×高3.1cm
商品解説 モロッコ・アルニフのデボン紀地層から発見された三葉虫、ファコプス(Phacops)の化石

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

三葉虫とは?

世界の三葉虫カタログ

三葉虫の種類・分類はコチラ

名前の由来(ゆらい)

三枚の葉の石

たんてきに言うと?

世界中の海に住む節足動物

どうして三葉虫は三葉虫っていうの?

三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。

どうやって身を守る?

三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。

何と種類は1万種!

三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!

三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)

三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!

食性

ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。

生態

敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。

種類と産地

1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。

方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。

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