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100%ナチュラル!採集データが詳細に明らかになっている、極めて希少価値の高いワリセロプス・リンドエイ(Wallicerops lindoei、通称:ショートフォーク)/【tr1279】
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こちらはショートフォークの名で知られる、ワリセロプス・リンドエイです。モロッコのアルニフ地方のデボン紀の地層で発見された、非常に美しい三葉虫です。三葉虫のヘビーコレクターであれば、その存在を知らぬものは居ないでしょう。全身を覆う数々の棘やフリルに加え、なんといっても、愛称になっている前方の三叉が最大の特徴です。この三叉が長いタイプと短いタイプがおり、こちらは短いタイプです。
上部からご覧いただきましょう。目の上から伸びた大きな棘、背部中央から伸びた大きな棘や、体節や尾板から生えた多数のフリルなどデボン紀のスパイニーな三葉虫らしい、芸術的な姿をしています。
側面からご覧ください。デボン紀に入ると、三葉虫の中には全身に棘を生やした非常に奇抜な姿のものが現れました。その代表がワリセロプスのグループで、現存する生物には見られない、まさにモンスターのような姿をしています。また、最も特徴的な前方の三叉については、その用途や存在理由がまだ解明されておらず、謎に包まれています。一説では、水底を掘って身を隠すためだったと言われています。
ワリセロプスのグループはファコプス目に分類されます。ファコプスといえば、その精緻な構造で知られる複眼です。こちらの標本は複眼まで完璧と言って良い状態にクリーニングが施されています。レンズ一粒一粒までご覧いただけます。ぜひルーペを用いて御覧ください。
ワリセロプスは、体に対して非常に大きな複眼を持っています。その視野角は非常に大きく、360度近い視野を持っていた可能性があります。天敵である強力な顎を持つ板皮類の接近をいち早く察知するためだったのか、あるいはエサを素早く見つけるためだったのかもしれません。目の上に鋭い棘が備わっていることから、身を守ることに長けた三葉虫だったのかもしれませんね。
この角度からみますと、その特徴的な三叉が際立ちます。
側面から見ると、フリルや棘の大きさが立体的にわかります。三叉部分は浮かし彫りではなく、母岩にしっかりと固定されています。これにより、輸送や保管、展示の際にとても扱いやすくなっています。特に、三叉部分はとても薄く1ミリもないので、このように固定することで輸送中も安定しますし、ケースから展示に移す際も安全に扱うことができます。
左側の複眼もご覧いただきましょう。右眼に劣らず、非常に素晴らしい保存状態です。
レンズ一つ一つが丁寧にクリーニングされています。ルーペ必須です!
正面から撮影しました。なんとも威厳のある姿ですね。
ロングフォークやショートフォークは、十数年前には比較的多く流通していましたが、最近ではその数が大きく減少しています。採集できる産地が減ってきているためです。
三葉虫コレクターならどなたでも一度は憧れるワリセロプス。
裏面には、高品位三葉虫におなじみの固定用のネジ穴が掘られています。モロッコの三葉虫のプリパレーション技術はこの数十年で大きく向上し、輸送技術も同様に進化しました。現在では、安全に輸送できるようになっています。詳しくはコラム「モロッコ産のスパイニータイプの三葉虫のプリパレーションの技術革新」で触れていますので、ぜひご覧ください。
母岩の底部はフラットにカットされており、このように安定的に展示することが可能です。
ここまで状態の良いショートフォークの複眼は非常に希少です。どの部位もこの複眼に劣らず、精緻なクリーニングが施された一級標本です。その価値をさらに高めているのは、この化石の採集から弊社到着までの経緯が完全に記録されていることです。このように管理されている標本は国内ではほとんどないでしょう。各部位は100%ナチュラルで、表面には化石の化学的安定のために保護剤が塗布されています。また、採集が2024年2月に行われたことも記録されています。
本体カーブ計測65ミリほどあります。
100円玉との比較。100%ナチュラルで採集月まで明らかになっている、非常に希少なワリセロプス・リンドエイ(通称、ショートフォーク)です。
商品スペック
商品ID | tr1279 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 100%ナチュラル!採集データが詳細に明らかになっている、極めて希少価値の高いワリセロプス・リンドエイ(Wallicerops lindoei、通称:ショートフォーク) |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測約6.5cm (うちフォーク部分1.3cm)母岩含め全体9cm×7.7cm×高5.4cm |
商品解説 | 100%ナチュラル!採集データが詳細に明らかになっている、極めて希少価値の高いワリセロプス・リンドエイ(Wallicerops lindoei、通称:ショートフォーク) |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。