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良形、左右対称、エナメル質、セレーションともに残存!!美しきメガロドンの厳選歯化石/【sh280】
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こちらは、史上最大の肉食ザメ、メガロドンの歯化石です。メガロドンは新生代の一時期、食物連鎖の頂点に君臨していた生物で、およそ200万年前に絶滅したと考えられています。こちらの歯化石は厳選を重ねた上質標本です。
メガロドンは現世のホオジロザメの遠い祖先という説があります。一方で、その体躯はその数倍。成長すると10メートルを超えたとも言われます。あのJAWS(ジョーズ)も真っ青の巨大なサメだったのです。ただ、軟骨魚類であるサメの骨は化石としては残りません。ただ、こうして歯化石のみが発見、採集されるのみです。では、どうして体長がわかるのでしょうか。実は正確には分かっておらず、推定値なのです。現世のホホジロサメの歯と体の大きさの比率をもとに、メガロドンの歯化石から体長を見積もった値です。ゆえに研究者によって数値が異なり、18メートルという信じがたい数値をはじき出した人もいます。控えめにいっても10メートルはあったであろうと考えられています。
ご覧のように保存状態は極めて良好です。とりわけエナメル質はジェム(宝石)のように、美しい光沢が備わっており、両の刃にはセレーション(ギザギザの部分)も残存しています。獲物の肉を切り裂くために進化した恐ろしい生物の歯であることを改めて感じさせてくれます。
ご覧のように非常に美しい歯化石です。左側の黒い部分を歯根、右側のやや薄い部分を歯冠と言います。歯根は歯茎の中に埋まっていて、強靭な咬合力に耐えられるよう頑強にできています。
あらゆる生物のなかで、メガロドンの歯化石ほど強靭で大きいものはありません。あのティラノサウルス・レックスやスピノサウルスの歯をもってしても比較対象にすらなりません。
この鋭い歯が上下の顎にずらっと並んでいました。その咬合力(噛む力は)は全時代全生物を通じて最強という説があります。
メガロドンの歯化石の色は産地によって様々です。詳しくはコラム「化石の色はどのように決まるのか。メガロドン歯化石から探る。」を御覧ください。こちらの歯化石のエナメル質の美しさは特筆すべきものがあります。一言で表せばグレイなのかもしれませんが、何種類もの色が渾然一体となった結果というべきでしょう。エナメル質の色を眺めているだけでも楽しい時間が過ごせます。
鋭いセレーションをご覧ください。またエナメル質の色は複雑で、グレイのほか鉄分の含有を示す赤茶色も見られます。
先端まで保存された良形標本です。多数の歯化石の中から厳選した一級標本であります。
根本から撮影。メガロドンの歯化石の見どころの一つはこの太い歯根です。これほど太い歯根を持つメガロドンの歯ですが、その咬合力ゆえ、噛み付いた後に抜けてしまうこともしばしばあったとされます。歯の抜けを防ぐために噛み付いた後は獲物が息絶えるまで攻撃を控えたという説もあります。現世のホホジロザメにも見られる傾向とのこと。
側面から見ると分かる、この分厚さ。最厚部24ミリもあります。
長辺に沿って127ミリ。左右対称の美しい標本です。
100円玉との比較。付属のスタンドを使って撮影。ぜひ貴殿のコレクションの中心に据えていただきたく。
商品スペック
商品ID | sh280 |
---|---|
年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | 良形、左右対称、エナメル質、セレーションともに残存!!美しきメガロドンの厳選歯化石 |
産地 | U.S.A. |
サイズ | 長いほうの辺に沿って12.7cm 厚2.4cm |
商品解説 | 良形、左右対称、エナメル質、セレーションともに残存!!美しきメガロドンの厳選歯化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
わが国では「天狗の爪石」として知られていたメガロドンの歯の化石は、中世ヨーロッパでは「ヘビの舌石」と呼ばれていて、古代ローマの軍人にして博物学者のプリニウスの著した「博物誌」にも、既にその記載がみられるんですね。プリニウスは、これらは天から降ってきたものだと当時の人々は信じていると伝えています。文化の違いによって、大きな爪に見えたり、大きな舌に見えたり、とらえ方が随分異なっていたのは面白いですね。でも、どちらにしてもこの世のものと思えない不思議な石として、古今東西の人々の心を強く捉えていたのでしょう。
神奈川県/男性
メガロドンとは?
ジョーズも真っ青、古代のサメはさらに3倍!!
名前の由来は大きなノコギリ歯の意味。当時の海を支配していた最凶の殺戮マシーン。サメの骨は軟骨であるため化石にはなりにくいのですが、歯はしっかり残ります。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
ニューヨーク自然史博物館
サメは古代から存在する、生きた化石です。現在では、映画「ジョーズ」で出演?したホオジロザメが有名で、最大6mにも成長します。
しかし、メガロドンの大きさはそんなものではありません。これまで発見された中で最も大きなサイズは、なんと全長18m・体重30tのサイズがあったと言われています。これは現在のジンベーザメやマッコウクジラと同じくらいの大きさです。
もはや、サメではありません。巨大怪獣です!
以下の比較図をご覧下さい。ジョーズであれだけ恐怖だったホオジロザメがかわいく見えます。人間なんて、何の腹の足しにもならないでしょう。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
メガロドン、ホオジロザメ、ヒト
残念ながら??我々人類の祖先と共存した時代はありませんが、こんな猛獣がいたら、おちおち海釣りもできませんね。メガロドンは新生代第三紀中新世(600万年前)を最後に絶滅。類人猿アウストラロピテクスは400万年前に誕生。
何度でも生え変わるハンター仕様の歯
サメの歯は多生歯性で、生きている間に何度も生え変わります(人間は一度だけ)。折れても復活するまさにハンター専用のスペシャル仕様になっています(デンタルバッテリーと言います)。
しかも、歯の形が大きな主咬頭に加え、いわゆる返しのための副咬頭が付いており、一度噛み付いたものをしっかりとホールドする、恐ろしい仕組みになっています。化石になっても、副咬頭が確認できるタイプがあります。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
2頭のクジラの仔を襲うメガロドン(想像図)