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琥珀ファン、恐竜ファンに贈る驚愕のプレミアムアイテム、「羽毛」が内包された約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4083】
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琥珀コレクター、恐竜化石コレクターにお贈りする、驚きのアイテムがこちらです。この琥珀の内部に含まれている茶色の物体は、羽毛です。こちらの琥珀は、かの有名なバーマイト。バーマイトとは、東南アジア・ミャンマー北部の渓谷でのみ採集される、極めて古い時代の琥珀です。
起源は約1億年前とも言われており、内部に含まれている物体もその時代のものと推測されています。1億年前といえば、まさに恐竜時代の真っただ中。そんな時代の羽毛となれば、恐竜ファンならずとも、生唾をゴクリと飲み込むほどの驚きではないでしょうか。

しかも、この羽と思しき内包物は、かなりの大きさなのです。琥珀のサイズが13ミリほどですから、羽は1センチほどあるわけですね。しかも、これは羽の一部にすぎないため、実際にはかなり大きな羽だったと考えられます。
昆虫の翅のような翅脈は見られず、一方向に伸びる繊維状のラインのみが確認できます。これは明らかに、ある程度のサイズを持つ動物の羽だと思われます。
この時代に羽を持つ生物といえば、恐竜、もしくは鳥類の仲間くらいしか思い当たりません。いやが応でも、期待が高まりますね。

これまで数多くのバーマイトを見てまいりましたが、本品は明らかに通常の内包物とは異なります。目を引くサイズ、見たことのない模様、そして直線的に伸びる繊維状の構造・・・。ひと目で「これは普通ではない」と直感できる、そんな特異な存在感を放っています。
弊社のサイト等でこれまで多くのバーマイトをご覧になってきた皆さまであれば、その違いにすぐお気づきいただけることでしょう。

よく見ると、中央に“軸”があるのがお分かりいただけるでしょうか。これは、羽の中央を縦に走る軸部分です。その軸を中心に、左右へと細かな繊維が広がっている様子が確認できます。

おっと、こちらには羽虫がいらっしゃいました。羽の存在感に気を取られていましたが、これほど明瞭な虫が存在していたとは、嬉しい発見ですね。各部位がはっきりと保存されているのが分かります。虫の翅には、特有の翅脈がしっかりと見て取れます。
そもそも琥珀とは、古代の樹液が化石化したものです。そのため、当時樹液に群がっていた虫たちが巻き込まれ、そのまま封じ込められることがあります。ある程度大きな虫は樹液から脱出できたと考えられ、琥珀の中に含まれていることは少ないのですが、小さな虫はそのまま取り込まれ、化石として残されることが多いのです。
とくにバーマイトは、多種多様な虫が内包されていることで知られています。

おっと、これは何でしょうか。明らかに有機物の一部と思われる直線的な物体が見られます。こうして琥珀の内部を高倍率のルーペで見ていると、まるで探検しているような気持ちになります。現代に残されたミクロの世界のアドベンチャーというと大袈裟でしょうか。しかし、実際にやってみますと、気分は冒険者です。類人猿さえ生きていなかった世界を琥珀を通して旅できるのですから、タイムスリップしたかのようです。

基質の透明度は非常に高く、バックライトをあてると、内包物が美しいシルエットとして浮かび上がってきます。この「透明度」は非常に重要な要素で、もし低ければ、たとえ内部に貴重な内包物が含まれていても、発見することが難しくなってしまいます。
その点、バーマイトは比較的透明度の高い個体が多く、観察・鑑賞の上でも非常にありがたい存在です。

バックライトを当てずとも、内包物をしっかりと視認できます。ただし、ルーペを用いて観察する際には、バックライトを併用されることをおすすめします。高倍率のルーペは視野が狭くなり、全体的に暗く感じられるためです。
倍率の選択など、詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

ここまで明瞭に羽のラインが残されている点にご注目ください。ルーペを使ってじっくり観察すると、その精緻さに驚くことでしょう。

琥珀の左右約13ミリほどあります。写真下の羽は1センチほどです。肉眼でも十分に視認可能ですが、ぜひ高倍率のルーペを用いてご覧になることをおすすめします。別世界が広がっていますので・・・。

100円玉との比較。極めて希少な羽と思しき内包物が含まれた約1億年前の琥珀、バーマイトです。非常に希少なコレクティブアイテムです。琥珀ファンはもちろん、恐竜ファンにもぜひご愛蔵いただきたい逸品です。
商品スペック
商品ID | ot4083 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 琥珀ファン、恐竜ファンに贈る驚愕のプレミアムアイテム、「羽毛」が内包された約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.3cm×1.3cm×厚0.2cm |
商品解説 | 琥珀ファン、恐竜ファンに贈る驚愕のプレミアムアイテム、「羽毛」が内包された約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。