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透明度が高い!昆虫、気泡、植物片など、さまざまな内包物が見られる白亜紀中期の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3966】
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![透明度が高い!昆虫、気泡、植物片など、さまざまな内包物が見られる白亜紀中期の琥珀、バーマイト(Burmite)(その1)](/kanri/images_shouhin/ksjfybpvykhkgbirddsu/pic1.webp)
こちらはミャンマー北部の渓谷で採集された約9900万年前の琥珀です。琥珀とはもともと樹木の樹液が化石化したもので、こちらの琥珀は、当時の熱帯雨林の樹液が化石化したものと考えられています。旧国名のビルマにちなんで「ビルマイト」または「バーマイト」と呼ばれています。
![透明度が高い!昆虫、気泡、植物片など、さまざまな内包物が見られる白亜紀中期の琥珀、バーマイト(Burmite)(その2)](/kanri/images_shouhin/ksjfybpvykhkgbirddsu/pic2.webp)
バーマイトは紀元前から知られており、主に中国との交易品として珍重されていました。当時は年代が明確には分かっていませんでしたが、近年、ロンドン自然史博物館の研究により、前述の通り9900万年前という非常に古い琥珀であることが明らかになりました。このように古い琥珀は、世界的にもバーマイトをはじめ数か所の産地に限られています。
![透明度が高い!昆虫、気泡、植物片など、さまざまな内包物が見られる白亜紀中期の琥珀、バーマイト(Burmite)(その3)](/kanri/images_shouhin/ksjfybpvykhkgbirddsu/pic3.webp)
ご覧のように複数の虫が内包されています。バーマイトは動植物をよく内包していることで知られており、これらは当時の環境を知る上で重要な情報です。昆虫のほか、節足動物、植物、小動物なども内包されていることが特徴です。
![透明度が高い!昆虫、気泡、植物片など、さまざまな内包物が見られる白亜紀中期の琥珀、バーマイト(Burmite)(その4)](/kanri/images_shouhin/ksjfybpvykhkgbirddsu/pic4.webp)
昆虫以外にも、ご覧のように気泡や植物片なども多く含まれています。これらは当時の白亜紀の生態系を知るための重要な手がかりとなります。
![透明度が高い!昆虫、気泡、植物片など、さまざまな内包物が見られる白亜紀中期の琥珀、バーマイト(Burmite)(その5)](/kanri/images_shouhin/ksjfybpvykhkgbirddsu/pic5.webp)
バーマイトは古い琥珀に限らず、ご覧のように基質が透明度が高く、ライトを当てると、まさに琥珀色に輝きます。
![透明度が高い!昆虫、気泡、植物片など、さまざまな内包物が見られる白亜紀中期の琥珀、バーマイト(Burmite)(その6)](/kanri/images_shouhin/ksjfybpvykhkgbirddsu/pic6.webp)
バーマイトは数ある琥珀の中でも、その古さや内包物の多様性から、世界中のコレクターに高い人気を誇っています。
![透明度が高い!昆虫、気泡、植物片など、さまざまな内包物が見られる白亜紀中期の琥珀、バーマイト(Burmite)(その7)](/kanri/images_shouhin/ksjfybpvykhkgbirddsu/pic7.webp)
後方からライトを当てて撮影してみました。透明度の高さが伝わりますでしょうか。
![透明度が高い!昆虫、気泡、植物片など、さまざまな内包物が見られる白亜紀中期の琥珀、バーマイト(Burmite)(その8)](/kanri/images_shouhin/ksjfybpvykhkgbirddsu/pic8.webp)
肉眼で見ると虫の存在にはすぐに気づきませんが、ルーペを使って眺めると虫を発見することができます。30倍以上の高倍率ルーペをおすすめします。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
![透明度が高い!昆虫、気泡、植物片など、さまざまな内包物が見られる白亜紀中期の琥珀、バーマイト(Burmite)(その9)](/kanri/images_shouhin/ksjfybpvykhkgbirddsu/pic9.webp)
左右15ミリほどあります。
![透明度が高い!昆虫、気泡、植物片など、さまざまな内包物が見られる白亜紀中期の琥珀、バーマイト(Burmite)(その10)](/kanri/images_shouhin/ksjfybpvykhkgbirddsu/pic10.webp)
100円玉との比較。昆虫、気泡、植物片など、さまざまな内包物が見られる白亜紀中期の琥珀、バーマイト(Burmite)です。
商品スペック
商品ID | ot3966 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 透明度が高い!昆虫、気泡、植物片など、さまざまな内包物が見られる白亜紀中期の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.5cm×1cm×厚0.3cm |
商品解説 | 透明度が高い!昆虫、気泡、植物片など、さまざまな内包物が見られる白亜紀中期の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。