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ハチのような昆虫を内包!恐竜時代の琥珀として有名な、ミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3937】
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こちらは東南アジア、ミャンマー・カチン州で採集された白亜紀の琥珀、バーマイトです。旧国名のビルマにちなんで、ビルマイトあるいはバーマイトと呼ばれています。バーマイトの最大の特徴はその古さです。なんと約1億年前の琥珀だとされています。世界各地の産地の中でも、特筆すべき古さを持つ琥珀の一つです。内部に含まれている昆虫なども、その時代のものである可能性があります。高倍率のルーペを用いて拡大すると、ハチのような虫が確認されました。よく見ると、全身に毛のような組織が保存されていることが分かります。通常、このような精細な状態で化石化することはありませんが、琥珀に包まれることで酸化や風化が抑制され、生息時とさほど変わらない状態を維持できることがあります。
昆虫以外にもいくつかのインクルージョンがありますが、その他にはあまり見られないため、昆虫を見つけやすいです。透明度が高いため、後方よりライトをあてると内包物がシルエットとして浮かび上がります。
肉眼でも虫の存在を確認できます。
ぜひ高倍率のルーペを用いて御覧ください。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
触角も保存されているのです。素晴らしいですね。
足の節や足から生えた毛のような組織まで保存されています。
蛍光灯下ではこのように見えます。
左右22ミリほどあります。
100円玉との比較。恐竜時代の琥珀として有名な、ミャンマー産の琥珀、バーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot3937 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ハチのような昆虫を内包!恐竜時代の琥珀として有名な、ミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.2cm×0.9cm×厚0.4cm |
商品解説 | ハチのような昆虫を内包!恐竜時代の琥珀として有名な、ミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。