- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- その他の化石の販売
- 哺乳類
- マンモスの化石販売
- アート作品のような風格!入手困難なシベリア産ケナガマンモス(Mammuthus primigenius)牙の化石
アート作品のような風格!入手困難なシベリア産ケナガマンモス(Mammuthus primigenius)牙の化石/【ot3805】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
こちらはシベリア産のケナガマンモス(Mammuthus primigenius)の牙の化石です。およそ10万年前のものと考えられています。ケナガマンモスは約80万年前にシベリアでステップマンモスから進化したとされ、現存する最大の陸上動物であるアフリカゾウとほぼ同じ大きさで、雄の肩の高さは最大で3.5メートル、体重は最大で8トンに達しました。寒冷地に適応するため、全身が毛で覆われており、特に長い保護毛で覆われていました。これがより大きく見えた要因の一つです。一方で凍傷や体温低下を防ぐため、耳と尾は比較的短かったと考えられています。写真の右が根元側、左が先端側になります。マンモスの牙の化石は、年々希少性が増し、入手が困難になっています。
写真では分かりづらいですが、表面は丁寧に研磨され、美しい光沢があり、まるで芸術品のような風合いがあります。発掘されてからすでに十分な時間が経過しており、化学的にも安定しています。
根元側です。シベリア産の比較的若い牙の化石は、色が淡く、表面が滑らかである点が特徴です。
よく研磨されていることも手伝って、シベリア産の標本特有の、もともと透明感のある質感が際立っています。
手触りは滑らかで、化石としての力強さを感じさせながらも、まるで芸術品のような洗練された高級感を漂わせています。
両端の処理も丁寧で、非常に安定した仕上がりになっています。
周囲は15センチから18センチほどで、密度が高く、手に持つとずっしりとした重みが手のひらに伝わってきます。
スタンドに置くと、まるで芸術作品のような高貴な魅力が引き立ちます。
ケナガマンモスは初期の人類と共存しており、人類はその骨や牙を芸術品や道具、住居の材料として利用し、またその肉を食料として狩猟していました。しかし、その個体数は後期更新世の終わりに減少し、シベリアでは約1万年前、セントポール島では5600年前、ウランゲル島では4000年前まで孤立した個体群が生き残っていましたが、最終的にはすべて絶滅してしまいました。最近では、最先端の遺伝子編集技術であるCRISPR技術を用いて、マンモスに近い生物を復活させるプロジェクトが進行しています。詳しくはコラム「CRISPR技術でマンモスを2027年までに蘇らせる?」を御覧ください。
先端側です。牙の化石の内部は、このように空洞になっていることが多いです。
ケナガマンモスには興味深い逸話があります。中世ヨーロッパでは、発見されたマンモスの化石が当時は何であるか分からず、聖書の記述に基づいてベヒモス(※)や巨人などの伝説上の生き物の化石と解釈されていたそうです。しかし、18世紀に入ると、シベリアで発見された臼歯や牙の化石を調査する中で、それらが古代のゾウの仲間であるマンモスであることが明らかになりました。※ベヒモスとは、旧約聖書のヨブ記に登場する、神によって創造されたとされる強大で原始的な獣であり、カオスの象徴とされる存在です。
カーブ計測で67センチを超えます。2315グラムほどあります。手に持つとずっしりとした重みがあります。
100円玉との比較。シベリアで発見された約10万年前のケナガマンモスの牙の化石です。今や入手困難な希少品です。
商品スペック
商品ID | ot3805 |
---|---|
年代 | 新生代第四紀(260万年前 -- 現在) |
学名 | アート作品のような風格!入手困難なシベリア産ケナガマンモス(Mammuthus primigenius)牙の化石 |
産地 | Siberia,Russia |
サイズ | カーブ計測67.8cm 周長18.4cm 2315g |
商品解説 | アート作品のような風格!入手困難なシベリア産ケナガマンモス(Mammuthus primigenius)牙の化石 |
マンモスとは?
人類 VS マンモス
先史時代の人類とマンモスとの関わりを示す様々な遺跡が見つかっている。ヨーロッパの洞窟では、旧石器時代に描かれたとされるマンモスの洞窟壁画が残されている。古代人は集団でマンモスの狩を行っていたと考えられているが、あの巨大なキバでの攻撃には相当てこずったであろう。
マンモスは長鼻目ゾウ科マンモス属に属する大型の哺乳類の総称である。現生のゾウの類縁にあたるが、直接の祖先ではない。
画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
時代と生息地域
約400万年前から1万年前頃(絶滅時期は諸説ある)まで。日本、シベリア以外のユーラシア大陸はもとより、アフリカ大陸・アメリカ大陸にも広く生息していた。特に南北アメリカ大陸に生息していたコロンビアマンモスは、大型・短毛で且つ最後まで生存していたマンモスとして有名である。現在は全種が絶滅している。
マンモスの巨大な牙
全長3.2mに達することもある巨大な牙が特徴である。これは現生の象からは考えられないほど巨大である。
画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
最も古いマンモス
最古のマンモスは、約500万~400万年前、北アフリカにおいて生まれたと考えられている。これはちょうど人類が祖先が発生したのと同じ時代。
マンモスの絶滅
更新世末期にあたる約4万~数千年前に、多くの大型哺乳類と共にマンモスは絶滅した。原因は未確定であるが、氷河期末期の気候変動に伴う植生の変化を原因とする説がある。その他の仮説としては、ヒトの狩猟の対象になったことを原因とするものがある。また、アメリカ大陸のコロンビアマンモスの化石の検証から、伝染病説が最近の有力な仮説として提唱されている。
ユタ州先史博物館 画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
今でも生きている?
最後のマンモスは、紀元前1700年頃に、東シベリアの沖合にある北極海(チュクチ海)上のウランゲリ島で狩猟されたという説が提起されている。また、1600年前後に、シベリアで山賊退治の騎士達が毛の生えた大きな象の目撃情報があるが、定かではない。まだまだロマンのつきない伝説の哺乳類であることは間違いなさそうだ。
パリ国立博物館 画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org