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クリア!特徴的な「ギザギザ」のインクルージョンを含む、約1億年前の希少な琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3791】
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こちらはミャンマー産の約1億年前の琥珀、バーマイトです。近年の研究で、白亜紀の動植物片が内部に含まれていることが分かり、非常に古い琥珀であることが判明しました。高倍率のルーペを通して観察すると、ギザギザとした特徴的な植物片が見られます。
琥珀の透明度が高いので、先程の植物片を肉眼でも容易に見つけることができます。
いったい何の植物の、どの部分なのでしょうか。根のようにも見えます。
よく見ると、虫の羽の脈のような物体が見えますね。バーマイトには羽虫が内包されている場合があります。
バーマイトは、白亜紀の熱帯雨林の樹液が化石化したものと考えられています。
バックライトを当てつつ観察すると、内包物がシルエットとして浮かび上がり、より見えやすくなります。
高倍率のルーペを用いて、ぜひ、この翅脈を見つけてみてください。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
羽が近くにあることを考えると、念のため、昆虫の足の一部である可能性も疑ってみる必要があるかもしれません。
左右16ミリほどあります。
100円玉との比較。特徴的な「ギザギザ」のインクルージョンを含む、約1億年前の希少な琥珀、バーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot3791 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | クリア!特徴的な「ギザギザ」のインクルージョンを含む、約1億年前の希少な琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.6cm×0.8cm×最厚部0.4cm |
商品解説 | クリア!特徴的な「ギザギザ」のインクルージョンを含む、約1億年前の希少な琥珀、バーマイト(Burmite) |
この商品を購入されたお客様のお声
トゲトゲの植物の枝先のようですが、琥珀の端に入っている短い方の内包物が昆虫の足先に見えたので、気になって購入しました。表面を少し研磨して短い方の内包物をマイクロスコープで観察したところ、爪先は崩れて欠損していますが、半透明でいくつかの節のある構造や片側だけの細かい棘、細い 毛などは、やはり虫の足先に見えます。しかし、基部の形状は長短どちらの内包物も形状が全く同じなので、長い方も先端が欠損した虫の足だとすると太さの割に長すぎるように思います。長い方も詳しく見ると、トゲトゲの他に規則正しく細い毛が生えており、付け根側端面は引きちぎれた肉片のようにも見え、植物としては違和感を感じます。同じ位置に入っている羽様の内包物は羽虫の羽か、細い花びらか・・・短い内包物は琥珀の湾曲した端面近くに斜めに入っているため、うまく写真が撮れていませんが、虫の足先なのか、植物の雄しべ等なのか、何度見直しても確証が持てず謎が深まるばかりです。
滋賀県/男性
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。