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レア!節足動物(多足類)が内包!恐竜時代(約1億年前)の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3778】
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こちらはミャンマー産の約1億年前の琥珀、バーマイトです。内部に、ヤスデもしくはムカデと思しき長い胴体を持つ節足動物が内包されています。
ミャンマー産の琥珀は、以前まで、さほど古い琥珀とは考えられていませんでしたが、ロンドン自然史博物館の研究で、約1億年前の琥珀であることが明らかになりました。1億年前といえば、恐竜が繁栄していた時代です。海近くの熱帯雨林の樹液が化石化した可能性が高いと考えられています。
節足動物の隣には、甲虫のような虫が見られます。
こちらの標本の主(ぬし)も呼べる、立派な節足動物です。
全体的にやや膨らんでおり、側部には多数の足が見られます。多足類の一種だと思われます。
ミャンマー産の琥珀は、すでに紀元1世紀頃から中国との交易品として珍重されていたという記録があります。
極めて古い琥珀でありながら透明度が高く、光を通します。
普段は非常に深く濃い褐色を帯びています。美しいです。
ぜひ30倍以上の高倍率のルーペを用いて御覧ください。肉眼では見えなかった世界が広がっています。側部の足をぜひご覧ください。ルーペの選定方法は、コラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
左右12ミリほどあります。
100円玉との比較。希少なミャンマー産の琥珀、バーマイトです。節足動物が内包されています。
商品スペック
商品ID | ot3778 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | レア!節足動物(多足類)が内包!恐竜時代(約1億年前)の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.2cm×0.8cm×最厚部0.3cm |
商品解説 | レア!節足動物(多足類)が内包!恐竜時代(約1億年前)の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。