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古代の蜘蛛(くも)を内包!ミャンマー産の恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3753】
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こちらはミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite)です。内部に蜘蛛(くも)が閉じ込められています。
バーマイトは、約1億年前の樹液が化石化したものです。針葉樹の内部から滲み出た樹液が地面に落ちて固まり、長い時間をかけて美しい明るい黄色の石になったのです。その過程で、樹液に虫が巻き込まれることがあります。この標本はその代表的な例です。
蜘蛛を別の角度からルーペを通して撮影してみました。昆虫はデボン紀に誕生し、その姿をほとんど変えずに、現代まで生き続けています。
非常にクリアで美しい標本です。光が当たると、さらに美しく輝きます。
バックライトをあてて撮影しました。
肉眼だけで見るのは勿体ないです。ぜひ高倍率のルーペを使って、この蜘蛛を観察してみてください。その際には、バックライトを当てると虫がシルエットとして浮かび上がり、より見やすくなります。ライトが目に直接当たらないよう、角度には気をつけてくださいね。ルーペの選び方については、コラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」をご覧ください。
約14ミリほどの大きさがあります。
100円玉との比較。これはミャンマー産の約1億年前の琥珀で、内部には蜘蛛が閉じ込められています。
商品スペック
商品ID | ot3753 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 古代の蜘蛛(くも)を内包!ミャンマー産の恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.4cm×0.6cm×厚0.3cm |
商品解説 | 古代の蜘蛛(くも)を内包!ミャンマー産の恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。