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目を見張る大きさ、3センチ超えのビッグサイズ!極めて古い恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3694】
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こちらはミャンマー産の琥珀、その名もバーマイトです。旧国名のビルマに由来してビルマイトとも呼ばれ、世界中の琥珀コレクターから高い人気を集めています。内部にはさまざまなインクルージョン(内包物)が見られます。
よく見ると、写真中央に、虫の羽と思しきインクルージョンが見られますね。高倍率のルーペを用いてお探しください。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
その羽をアップで撮影しました。翅脈まで保存されていることが分かります。琥珀は古代の針葉樹の樹液が化石化したものですが、バーマイトは特に古い樹液が起源とされています。ロンドン自然史博物館の研究によれば、バーマイトは約1億年前、つまり恐竜時代に起源を持つとされています。
内部には植物片を含む様々なインクルージョンが見られます。
実はこの琥珀、非常に大きいのです。手のひらと比較すると、その大きさがよく分かるでしょう。
バックライトに照らされて煌々と輝く姿は見事です。琥珀は光との相性が抜群で、特にバーマイトは紫外線を含む光との相性が良く、非常に綺麗に光ります。
こちらには、虫の一部の可能性があるインクルージョンが見られます。高倍率のルーペを用いると、肉眼では分からなかった様々な物体が潜んでいることが分かります。まるで洞窟探検を楽しんでいるようです。
他と雰囲気の異なるインクルージョンが現れました。これは葉かなにかの一部でしょうか?
左右3センチを超える、とても大きなバーマイトです。
100円玉との比較。様々なインクルージョンを含んでおり、見応え充分です。
商品スペック
商品ID | ot3694 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 目を見張る大きさ、3センチ超えのビッグサイズ!極めて古い恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 3.2cm×2cm×厚0.6cm |
商品解説 | 目をみはる大きさ、3センチ超えのビッグサイズ!極めて古い恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。