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複数のヤスデを含んでいる、非常に希少な個体!恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3686】
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こちらはミャンマー産の琥珀、バーマイトです。バーマイトは世界的に見ても、非常に古い琥珀として知られています。なんと約1億年前の針葉樹の樹液が化石化したものだと考えられています。1億年前というと、恐竜が大地を闊歩していた時代です。内包されている虫もその時代のものである可能性があります。こちらはヤスデと思われます。バーマイトには、まれにヤスデが内包されていることがあり、こちらはその希少な標本のうちの1点です。
バーマイトはものによって色や透明度が異なりますが、非常に古い個体のわりに、透明度が高いという特徴があります。
こちらにはまだ別のヤスデと思しき個体が含まれています。小さなバーマイトに複数のヤスデが内包されている個体は、めったにありません。
長い胴体がはっきりと保存されています。
後方よりライトを照らすと、肉眼でもその姿を視認できますが、ぜひ高倍率のルーペを用いて御覧ください。肉眼で見るのとはまた異なる世界が広がっています。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
こちらには植物片でしょうか、さまざまなインクルージョンが閉じ込められています。
やや濃い目のバーマイトです。
左右18ミリ。
100円玉との比較。約1億年前に期限を持つ希少な琥珀、バーマイトです。複数のヤスデを含んでいる、非常に希少な個体です。
商品スペック
商品ID | ot3686 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 複数のヤスデを含んでいる、非常に希少な個体!恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.8cm×1.6cm×厚0.5cm |
商品解説 | 複数のヤスデを含んでいる、非常に希少な個体!恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。