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羽虫が内包！琥珀コレクター憧れの、恐竜時代の琥珀、バーマイト（Burmite）/【ot3638】
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羽虫が内包！琥珀コレクター憧れの、恐竜時代の琥珀、バーマイト（Burmite）/中生代白亜紀（1億3500万 -- 6600万年前）【ot3638】
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こちらはミャンマー産の琥珀、通称バーマイトです。ご覧のように内部に羽虫が内包されています。ぜひ高倍率のルーペを用いて御覧ください。ルーペの選定方法についてはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
バーマイトは非常に古い琥珀であることが判明しています。その古さは約１億年前！１億年前といえば、大地を恐竜が闊歩していた時代です。現在のミャンマーのあたりに、太古の時代に生えていた針葉樹の樹液が化石化したものが、バーマイトと言われています。
バーマイトは、非常に古い時代の琥珀でありながら、透明度が高い個体が含まれています。後方よりライトをあてると、煌々と輝きだします。
バーマイトに限らず、一部の琥珀にはこのように虫が内包されていることがあります。前述のように、琥珀の起源は古代の針葉樹の樹液ですが、虫が粘性の樹液に足を取られてそのまま内部に取り込まれてしまうことがあります。琥珀は外部環境をシャットアウトし、虫を守る性質があるため、本来なら朽ちてなくなってしまうであろう虫をこのようにガラスケースに収めたかのように保護して現世に残すのです。このような効果から、琥珀は「古代からのタイムカプセル」と呼ばれることがあります。
バーマイトが恐竜時代の琥珀であることが判明したのは近年です。それまではもっと新しい琥珀だと考えられていました。ロンドン自然史博物館にあった大きなバーマイトの研究により、白亜紀にしか含まれない内包物の存在が明らかになりました。
肉眼では虫の存在に気づかない可能性が高いです。ぜひ３０倍から４０倍の高倍率のルーペを用いて観察してください。ルーペでしか出会えない世界が広がっています。
約１７ミリほどあります。
１００円玉との比較。琥珀コレクター憧れの、恐竜時代の琥珀、バーマイトです。
商品スペック
| 商品ID | ot3638 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀（1億3500万 -- 6600万年前） |
| 学名 | 羽虫が内包！琥珀コレクター憧れの、恐竜時代の琥珀、バーマイト（Burmite） |
| 産地 | Myanmar |
| サイズ | 1.7cm×0.8cm×厚0.5cm |
| 商品解説 | 羽虫が内包！琥珀コレクター憧れの、恐竜時代の琥珀、バーマイト（Burmite） |
バーマイト（ビルマ琥珀）とは？
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。
