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ちょっと珍しい歯根付きのモササウルス(Mosasaurus)の歯化石/【ot3540】
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こちらは、ちょっと珍しい、歯根付きのモササウルスの歯化石です。
モササウルスの歯化石は通常、歯冠(歯茎の上の部分)のみの標本が多いのですが、今回は、歯根付きの標本をご紹介します。
モササウルスは白亜紀後期の海中の頂点捕食者として知られています。現世の海とは異なり、当時の海を制していたのは海に進出した爬虫類でした。モササウルスの進化の大まかな系統についてはコラム「恐竜はどこから来たか?(恐竜進化の起源)」を御覧ください。
こちらが歯根です。歯茎の下に埋まっていた部分のことで、モササウルスの強大な咬合力を支える源と言えるでしょう。
歯根は歯冠とは異なり表面を包むエナメル質が存在せず、独特の空隙が備わった固く太い組織でできています。
側面から撮影。
根本から撮影。最も太い周長を計測すると65ミリほどありました。
歯冠と歯根の境界を撮影。
歯冠、歯根含め、ロングカーブ計測で65ミリ。
100円玉との比較。ちょっと珍しい歯根付きのモササウルスの歯化石です。
商品スペック
商品ID | ot3540 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ちょっと珍しい歯根付きのモササウルス(Mosasaurus)の歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | カーブ計測6.5cm 周長6.5cm |
商品解説 | ちょっと珍しい歯根付きのモササウルス(Mosasaurus)の歯化石 |
モササウルスとは?
なんでも食っていたモササウルス
モササウルス (Mosasaurus )は、白亜紀後期に生息していた肉食の海棲爬虫類。現在のオオトカゲ類に近い仲間だと考えられている。力強い尾と4本の櫂のような肢を持っていました。顎は蛇のように可動し、魚、亀、軟体動物、及び貝類を食料としていたと思われています。
画像「モササウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
顔面はワニそっくり
トカゲといっても、足はヒレであるので地上に上がることはなかった。顔はワニそっくり。体長は最大で12~3mであり、その後の時代を生きたメガロドンとほぼ同様のサイズである。今のオオトカゲやワニなどとは比べ物にならないほど大きい。12~3mと言うと大型バスよりもずっと大きい。
モササウルスの名前の由来
白亜紀後期、初めて発見されたオランダのモウサ川にちなんでいます。
パリの国立博物館 画像「モササウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
モササウルスが活躍した白亜紀後期とは
恐竜の時代である”中生代”は、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の3つに分類されるが、その中で、最も新しい時代である。恐竜が最も反映をしていた時代でもある。
モササウルスが覇を唱えていた時代は白亜紀後期であり、恐竜が絶滅する寸前まで世界中の海で大暴れしていました。
1780年オランダ マーストリヒトで発見されたモササウルスが人々を驚かせている様子。
画像「モササウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
モササウルスの化石・歯
比較的多く歯の化石が出回っているが、偽造品(母岩に歯を埋め込んだものが多い)も出回っているため注意が必要です。また、出土・保存状態によって品質はさまざまです。表面がエナメル質を保ち、かつルート(根元)が太いモササウルスの歯化石は意外に数が少なく価値が高いと言われています。