- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- その他の化石の販売
- 針葉樹の樹脂
- 琥珀の化石販売
- 背景に見えるのは羽根か否か!?琥珀コレクター垂涎のアイテム、虫入りのバーマイト(Burmite)
背景に見えるのは羽根か否か!?琥珀コレクター垂涎のアイテム、虫入りのバーマイト(Burmite)/【ot3538】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら

こちらは琥珀コレクターなら一度は憧れる、ミャンマー産の琥珀です。ミャンマー北部の渓谷で採集されるこちらの琥珀は、バーマイトの愛称で知られています。以前は比較的若い時代の琥珀だと思われていましたが、最近の研究でなんと1億年前、つまり恐竜時代に起源を持つ琥珀だと分かってきました。

バーマイトの内部にはさまざまなインクルージョン(内包物)が存在します。昆虫やクモ、節足動物や植物片など多岐にわたります。当時の環境を知る上で重要な手がかりになります。

こちらの琥珀の内部には植物片が多数含まれています。

バーマイトは極めて古い時代の琥珀でありながら、比較的透明度が高いという特徴があります。ご覧のようにバックライトを当てると、煌々と輝きます。バーマイトは紫外線を含むライトを照射すると、わずかに蛍光性を伴います。日光のもとでより美しく輝きますので、一度お試しください。

肉眼で見ても、十分な透明度があります。

なんと、こちらに虫らしき物体が確認されました。ぜひ高倍率のルーペで琥珀の内部を探検してみてください。琥珀をのぞく際には、最低でも30倍程度の倍率持つルーペが必要になります。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

よくみると、背景が大きな羽根のようにも見えます。気のせいでしょうか・・・。だとすれば、素晴らしい個体です。

最大部12ミリほどあります。

100円玉との比較。琥珀コレクター垂涎のアイテム、虫入りのバーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot3538 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 背景に見えるのは羽根か否か!?琥珀コレクター垂涎のアイテム、虫入りのバーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.2cm×1cm×厚0.3cm |
商品解説 | 背景に見えるのは羽根か否か!?琥珀コレクター垂涎のアイテム、虫入りのバーマイト(Burmite) |
この商品を購入されたお客様のお声
今回も荒い研磨傷が多く透明度が悪いため、表面を研磨してみました。羽かもしれない痕跡が表面近くに見えていたため傷つけないか不安でしたが、無事に研磨できました。今回のバーマイトは薄いこともあり、素晴らしい透明度でした。羽にしては、脈が平行すぎるようですが、羽だとすると、かなり大型のトンボ類の羽根の一部でしょうか。花びらか薄い葉の一部のようにも見えますが知識に乏しいため、わかりません。今回、内包されていた虫は1匹でしたが、素晴らしいものでした。マイクロスコープで捉えた時は、生きている虫が視界に入ったのかと思い驚きました。飛べるのか疑わしいほどに小さく細いながらも強さを感じる羽、数珠状の触覚には無数の細い毛、小さな頭に青く光る複眼、緑色に輝く背中にも細い毛、ハサミムシに似た 尻先。 現代の昆虫と比べても、何ら劣ることのない完成された体の構成に感動を覚え ます。羽様の痕跡と重なっているため裏面は見えませんが、これまでに入手した琥珀で最高の保存度でした。これが1億年ほど前の昆虫だとは・・・琥珀を食い破って出てきても不思議ではないほどのリアルさに驚愕です。
滋賀県/男性
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。