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小さな玉に大きなロマン!小さな虫を閉じ込めた恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3520】
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こちらは、琥珀コレクターなら誰でも憧れる、ミャンマー産の琥珀、バーマイトです。バーマイトは、ミャンマーの旧国名であるビルマの名前を取り、付けられた名前で、ビルマイトという場合もあります。
バーマイトが高く評価されている点はさまざまありますが、最も大きいのは、その年代の古さでしょう。ロンドン自然史博物館による近年の研究で、バーマイトはおよそ1億年前の極めて古い時代に起源を持っていることが明らかになりました。その時代にしか含まれていないインクルージョン(有機物を含む内包物)が存在していたのです。1億年前といえば、大地を恐竜が闊歩していた時代ですね。この小さな玉には大きなロマンがあるのです。
もう一つの大きな特徴は、非常に古い琥珀でありながら、比較的透明度が高く、内部に虫などがいる場合、ルーペを用いて視認が可能だということです。こちらの写真を御覧ください。小さな虫の存在にお気づきでしょうか。この虫は恐竜時代に棲息していた可能性があるのです。非常に小さな虫ですので、確認には高倍率のルーペが必要です。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
こちらにはまた別の有機物らしきインクルージョンがあります。植物片でしょうか。
非常に透明度の高い美しいバーマイトです。
およそ13ミリほど。
100円玉との比較。琥珀コレクター垂涎の品、バーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot3520 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 小さな玉に大きなロマン!小さな虫を閉じ込めた恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.3cm×1cm×厚0.5cm |
商品解説 | 小さな玉に大きなロマン!小さな虫を閉じ込めた恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
この商品を購入されたお客様のお声
愛くるしい、太古からのロマンの詰まった粒が届きました。この粒が、恐竜の歩いている最中に作られたかと思うと、その足音までを封じ込んでいるかのように思えて仕方がありません。大切にします。
高知県/男性
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。