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琥珀コレクター垂涎のアイテム、1億年前に起源を持つ希少な標本、小さなセミが内包されたバーマイト(Burmite)/【ot3446】
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こちらはミャンマー産の希少な琥珀、バーマイトです。写真はその中に閉じ込められた、小さなセミの仲間と思われる虫です。
写真の中央やや右下に、先程の虫が閉じ込められています。バーマイトとは、ミャンマー産の極めて古い琥珀のことです。ミャンマーの旧国名であるビルマを取って、ビルマイト、あるいはバーマイトと呼ばれ世界中の琥珀コレクターの高い人気を集めています。バーマイトの特徴は、他産地の琥珀と比べて、非常に古いことです。その年代はなんと1億年前、恐竜が大地を闊歩していた時代だと考えられています。
一般に古い年代の琥珀は透明度が低い事が少なくありませんが、バーマイトはご覧のように虫を確認できるほどに透明の個体が含まれています。
こちらは小さなセミの仲間と考えられています。はっきりと6本の足、腹部、胸部、頭部を確認することができます。
こちらには別の有機物と思しき内包物(インクルージョン)が含まれています。
琥珀の内部に含まれている虫は多くの場合、非常に小さく数ミリ程度です。琥珀はもともと針葉樹の樹液(樹脂)であり、その樹液に群がっていた虫が足を取られ、そのまま内部に閉じ込められ化石化することがあるのです。それゆえ、樹液から脱出できるほど力が強く大きな虫は琥珀の中で見つかることが少ないのですね。
琥珀全体14ミリほどです。琥珀コレクターの垂涎のアイテム、虫入りバーマイトです。ぜひ高倍率のルーペや顕微鏡を用いて内部をのぞいてみてください。肉眼で見るのとは全く異なる世界が広がっています。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
商品スペック
商品ID | ot3446 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 琥珀コレクター垂涎のアイテム、1億年前に起源を持つ希少な標本、小さなセミが内包されたバーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.9cm×1.4cm×厚0.4cm |
商品解説 | 琥珀コレクター垂涎のアイテム、1億年前に起源を持つ希少な標本、小さなセミが内包されたバーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。