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マダガスカルはベシボコ地方で発見された、約5000万年前の爬虫類の糞の化石(コプロライト・Coprolite)/【ot3441】
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こちらはマダガスカルのベシボコ地方の約5000万年前の地層から発見されたコプロライトです。
コプロライトという単語は、ギリシャ語のKoprosに語源を持ち、その意味は、「糞の石」です。つまり、生物の糞が化石化したものを指します。糞の化石からその主を特定することは難しいのですが、一説によると、大型爬虫類、とりわけウミガメのものではないかと言われています。
この化石は長期の堆積作用により、鉄で構成された鉱物(シデライト)に置換されています。化石は生物の成分と異なり、環境によって異なる色や模様を持つことがあります。詳細は「化石の色はどのように決まるのか。メガロドン歯化石から探る。」のコラムをご覧ください。
成分の半分弱が鉄で構成されているシデライトに置換されているため、手のひらにずっしりとした重みが伝わります。
いかにも「糞石」といった形と模様をしていますが、カッチコチの石なのです。面白いですよね。もちろん匂いはしませんよ。
左右73ミリのコプロライトです。
100円玉との比較。マダガスカルはベシボコ地方で発見された、約5000万年前の爬虫類の糞の化石(コプロライト)です。
商品スペック
商品ID | ot3441 |
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年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | マダガスカルはベシボコ地方で発見された、約5000万年前の爬虫類の糞の化石(コプロライト・Coprolite) |
産地 | Besiboko, Madagascar |
サイズ | 7.3cm×4.1cm×厚3.6cm |
商品解説 | マダガスカルはベシボコ地方で発見された、約5000万年前の爬虫類の糞の化石(コプロライト・Coprolite) |
コプロライトとは?
動物(恐竜)のウンチの化石「コプロライト」とは?
動物の糞(ウンチ)が化石になったものを「コプロライト」と言います。恐竜の糞も、もちろんコプロライトの仲間です。
コプロライトは「生痕(せいこん)化石」と言われます。生痕化石とは、文字通り、生きた痕跡のことで、生物そのものではなく、生物の活動の痕跡が岩石などに残されたものを指します。
コプロライトを分析することで、動物が生きていた当時の活動などを知る手掛かりになる、非常に重要な化石なのです。たとえば、その動物が一体何を食べていたのか、など明らかになる可能性を秘めています。ある意味、その動物の骨の化石以上に、その動物のことを知ることができるかもしれません。
まして、恐竜のように絶滅している種においては、その当時の環境を知る手掛かりにもなります。
それ以上に、われわれコレクターは、恐竜がその当時の植物や、エサとなった恐竜を食べて排泄された糞そのものに、感動を覚え、ロマンを感じてしまうものではないでしょうか。
恐竜の骨化石以上に、ロマンを感じることができます。恐竜時代のコプロライトにもなれば、組織の多くがミネラル化し、美しいインテリアになりえるのです。コレクターの中には糞化石ばかりを収集するコプロライトコレクターなるものが存在するくらいですから。