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琥珀コレクター垂涎のアイテム、蜘蛛入りバーマイト(Burmite)/【ot3236】
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こちらはミャンマー産の非常に古い琥珀、バーマイト(Bermite)です。「ビルマの琥珀」の意味を持つこの琥珀は、ビルマは1989年に現在のミャンマーに国名が変更になりました。ご覧のように蜘蛛を内包しています。
バーマイトは非常に古い琥珀です。およそ1億年前の針葉樹の樹脂を起源に持つとされています。1億年前といえば、大地を恐竜が闊歩していた時代です。内包物もその時代のものと考えられています。
一般に古い琥珀は透明度が低くなりがちですが、バーマイトは古い割に透明度が高く、内包物を視認しやすいという特徴があります。
多数の足を持つ蜘蛛を確認できます。20倍から30倍の倍率を持つルーペを用いてご覧ください。一般的な虫眼鏡では明瞭には捉えきれません。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
バーマイトは以前まで、さほど古い年代の琥珀とは考えられていませんでした。ロンドン自然史博物館にあった大型のバーマイトの研究が進んだ結果、内部に白亜紀にしかなかったと思われる内包物が見つかり、非常に古い琥珀であることが分かりました。
蜘蛛らしき生物が複数見えます。写真左と右上にそれぞれ一匹ずついることが分かりますでしょうか。きっと、その当時多くの蜘蛛が棲息していたはずですが、通常は化石として残ることはありません。琥珀に守られた蜘蛛は外部の環境から守られ1億年が経過した今でも、原型をとどめています。
およそ2センチです。
100円玉とほぼ同じ大きさです。琥珀コレクター垂涎のアイテム、蜘蛛入りバーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot3236 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 琥珀コレクター垂涎のアイテム、蜘蛛入りバーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2cm×1.8cm×厚0.3cm |
商品解説 | 琥珀コレクター垂涎のアイテム、蜘蛛入りバーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。