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琥珀ファンのみならず恐竜ファンにもご注目いただきたい!羽毛を内包したミャンマー琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3234】
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こちらは琥珀ファンのみならず、恐竜化石コレクターにもご注目いただきたい非常に興味深い標本です。ご覧いただいているのは、何かの生物の羽毛であります。どうみても羽毛です。
しかも長い!鮮明です。こちらの琥珀はおよそ1億年前の針葉樹の樹液(樹液)が化石化したミャンマー産の琥珀、通称バーマイトです。その極めて古い琥珀の内部に、「羽毛」が内包されています。1億年前といえば恐竜全盛の時代であり、この羽毛の持ち主である可能性を否定できません。これほど”ワクワク”が止まらない化石もありません。
何としても高倍率のルーペでご覧いただきたい標本です。肉眼で見ているだけではもったいない。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
肉眼でみるとこのように見えます。羽毛の存在を確認すること自体は可能ですが、毛の輪郭を明瞭に捉えるのは難しいかも知れません。
それが、ルーペを用いてご覧いただくといかがでしょう。これほど明確に羽毛を捉えることができます。
さらに接写。羽軸から45度上方に伸びる羽枝を明確に捉えることができます。
羽毛からだけでは、この持ち主が一体誰なのか、どんな生物なのか、同定することは至難の技でしょう。ただ、1億年前の琥珀、バーマイトの内部に羽毛が含まれているというだけでロマンを感じるのは私だけでしょうか。
左右12ミリ。
100円玉との比較。内部に羽毛が含まれている1億年前の琥珀、バーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot3234 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 琥珀ファンのみならず恐竜ファンにもご注目いただきたい!羽毛を内包したミャンマー琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.2cm×0.6cm×厚0.2cm |
商品解説 | 琥珀ファンのみならず恐竜ファンにもご注目いただきたい!羽毛を内包したミャンマー琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。