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特大、厚みがあるのにこの透明感。虫多数!ミャンマー産琥珀(Amber)/【ot3046】
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こちらは特大のミャンマー産の琥珀です。ミャンマー産の琥珀は旧国名(ビルマ)の名を取りバーマイトあるいはビルマイトと呼ばれています。世界的にも希な1億年前の琥珀として有名です。
琥珀はもともと針葉樹の樹脂が起源とされます。樹皮が傷つくと樹液が染み出し傷口を埋めます。その樹液が土中に落ちそのまま化石になったものが琥珀です。
このバーマイトには蚊の仲間と思しき虫が多数内包されています。琥珀に内包される虫も1億年以上前のものと推察されます。
このようにほとんど生息時と変わらない状態で保存されています。琥珀に守られなければ、これほどの保存状態を維持することは不可能です。琥珀が古代からのタイムカプセルと呼ばれるのはこのためです。
30倍以上の高倍率のルーペでのぞけば、このような虫たちをご覧いただけます。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
バーマイトは近年の研究で判明するまで、いつの時代のものか明確ではありませんでした。ロンドン自然史博物館による研究で、およそ1億年前の琥珀であることが判明しました。世界各地の琥珀産地でも、これほど古いものは多くありません。バーマイトには恐竜時代の生物や有機物が内包されているのです。
透明度が高いため内包物を観察することができます。
光をあてないと濃い飴色を呈します。
バーマイトとしては特大といってよい大きさ。
最大部35ミリ!大きい!
100円玉との比較。およそ1億年前の極めて古い琥珀、バーマイトの特大標本です。
商品スペック
商品ID | ot3046 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 特大、厚みがあるのにこの透明感。虫多数!ミャンマー産琥珀(Amber) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 本体3.5cm×2.2cm×1cm |
商品解説 | 特大、厚みがあるのにこの透明感。虫多数!ミャンマー産琥珀(Amber) |
この商品を購入されたお客様のお声
化石(琥珀)は実際手に取ってみると、味わい深い色合いで、研磨も丁寧にされており、非常に高いクオリティでした。満足しております。ありがとうございました。
愛知県/男性
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。