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注目せざるを得ない!およそ1億年前の琥珀の内部に「毛」が内包!ミャンマー産琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3039】
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こちらはおよそ1億年前の針葉樹の樹脂が起源とされる、ミャンマー産の琥珀、通称、「バーマイト」です。こちらの琥珀の内部には、なんと「毛」が内包されています。ご覧のようにはっきりと肉眼で視認可能な毛です。
写真の右下部分に明瞭に毛を確認できます。この毛がいったい何の生物の毛なのか、その点ははっきり致しません。バーマイトはおよそ1億年前の針葉樹の樹脂が起源であるため、あくまで可能性ではありますが、恐竜の毛である可能性も否定はできません。そもそも恐竜時代の琥珀は大変希少です。琥珀の最大産地であるバルト海産琥珀はおよそ4000万年前を起源としますので、恐竜時代ではありません。
非常に透明度が高い美しい琥珀です。年代が古くなると、一般的に濁る傾向にありますが、バーマイトはまれに大変明瞭な琥珀があります。
バーマイトは長らく研究がさほど進んでおらず、年代は不明確でおそらくは新生代だと推定されていたのですが、ロンドン自然史博物館の研究により、白亜紀にしか含まれない植物片が内包されていることが判明し、極めて古い琥珀であることが判明したのです。
そんな極めて古い琥珀に内包された数の毛。否が応でも興奮が高まります。
こちらにははっきりしませんが何らかの有機物らしき内包物があります。
ぜひ高倍率のルーペで御覧ください。20倍から30倍に拡大してみると、ご覧のように「毛」を明瞭に捉えることができます。
14ミリの美しきバーマイト。
100円玉との比較。ぜひ高倍率のルーペを用いて御覧ください。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」をご覧ください。
商品スペック
商品ID | ot3039 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 注目せざるを得ない!およそ1億年前の琥珀の内部に「毛」が内包!ミャンマー産琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.4cm×1.1cm×厚0.3cm |
商品解説 | 注目せざるを得ない!およそ1億年前の琥珀の内部に「毛」が内包!ミャンマー産琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。