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琥珀コレクター必見!驚愕の逸品、およそ1億年前の生物の「羽毛」を閉じ込めたビルマ産琥珀、バーマイト(Burmite)。/【ot2766】
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突然ですが、まずは写真をじっくりとご覧ください。お気づきですか?そうです、この琥珀には世にも珍しい「羽毛」が保存されているのです。明らかに羽軸と思われる枝のような組織とそれに付随するように細い毛が多数保存されています。これまで幾多の琥珀を見てきましたが、羽毛入りは初めてです。
14ミリほどの琥珀の縁部にはっきりと羽毛とわかる組織が保存されています。
もう1点ご注目いただきたいのはその年代です。こちらの琥珀はおよそ1億年前、白亜紀の針葉樹の樹脂が起源とされる、バーマイトです。バーマイト(ビルマイトと呼ぶ向きもあり)とは現在のミャンマー(以前のビルマ)で採集された極めて古い年代の琥珀なのです。つまり、その内部に含まれている羽毛はその時代の生物のものとなります。
当時羽毛を持つ生物といえば、始祖鳥を始めとする原始的な鳥の仲間、そして羽毛を持った恐竜です。この羽や毛の主(あるじ)の種類を特定することは叶いませんが、ロマンの塊のような存在であることは間違いありません。その希少性を考えますと、コレクション価値は極めて高いと言えます。
一見すると透明度の高い、一介の琥珀ですが・・・・、
ルーペでのぞくと、アナザーワールドが広がっています。
この羽毛を見るためだけに高倍率のルーペを購入する価値があります。ぜひ30倍程度の倍率を持つルーペを用いて御覧ください。観察対象によって適切なルーペ箱となります。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」をご一読ください。
肉眼でも確認することは可能ですが・・・、
やはりルーペでご覧いただきたい。羽軸の周りに細かな毛が多数保存されていることがお分かりでしょうか。
およそ14ミリ。
100円玉より一回り小さい標本です。
商品スペック
商品ID | ot2766 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 琥珀コレクター必見!驚愕の逸品、およそ1億年前の生物の「羽毛」を閉じ込めたビルマ産琥珀、バーマイト(Burmite)。 |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.4cm×1.3cm×厚0.8cm |
商品解説 | 琥珀コレクター必見!驚愕の逸品、およそ1億年前の生物の「羽毛」を閉じ込めたビルマ産琥珀、バーマイト(Burmite)。 |
この商品を購入されたお客様のお声
届きました!琥珀の中に埋まる羽毛はたまらなく美しいです。厚みがありながらも透明感のある琥珀をライトで照らし、ルーペでのぞき込むと美麗な羽毛が浮かび上がります。羽毛恐竜のものか、はたまた鳥類のものか、想像力を掻き立てられます。羽毛を閉じ込めたバーマイトはすでに数点所有しているのですが、良質な羽毛入り琥珀を新たにお迎え出来てとても嬉しいです。
山口県/男性
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。