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中央にはっきりと視認可能な恐竜時代のクモが内包されたバーマイト。白亜紀のビルマ琥珀(Burmite)/【ot2255】
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こちらはバーマイトの名で知られる、ミャンマー産の琥珀です。なんとご覧のようにはっきりと形が分かるクモが内包されています。
琥珀のほぼ中央に、はっきりと視認できます。
バーマイトは琥珀コレクターにとっては特別な存在でしょう。なんといっても、およそ1億年前の針葉樹の樹脂が起源となっています。つまり、内部に含まれている虫や植物片もその時代のものということになります。
1億年前といえば、時代は白亜紀。大地には恐竜が闊歩していた時代です。恐竜の化石のコレクターにとっても、バーマイトは特別な存在と言えるでしょう。
映画ジュラシックパーク(1993)では、琥珀の内部に取り込められていた蚊から恐竜の血のDNAを取り出して、恐竜を現代に蘇らせるというストーリーが話題になりました。映画のなかではドミニカ産の琥珀が取り上げられていましたが、その琥珀の年代はおよそ3000万年前ということで、恐竜はいませんでした。映画のなかでビルマ琥珀(バーマイト)を取り上げれば、なおリアリティが増していたかもしれませんね。ちなみに、恐竜を現代に蘇らせるというテーマについては、ぜひこちらのコラム「化石からDNAを取り出し、クローンを復元することはできるか?」をご一読ください。
8本の足、前部、後部、、いずれもはっきりと保存されています。
基質の透明度は高く、ライトをあてると、美しい黄金色を呈します。
100円玉との比較。色、輝きともに上質。何より中央にはっきりとクモを視認できる、極めて保存状態の良いビルマ産琥珀です。
商品スペック
商品ID | ot2255 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 中央にはっきりと視認可能な恐竜時代のクモが内包されたバーマイト。白亜紀のビルマ琥珀(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.4cm×1.4cm×厚0.5cm |
商品解説 | 中央にはっきりと視認可能な恐竜時代のクモが内包されたバーマイト。白亜紀のビルマ琥珀(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。