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マニアックシリーズ、古代の巨大樹木の化石、スティグマリア(Stigmaria)/【ot1203】
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魚のウロコのようなゴツゴツとした模様。これは古生代石炭紀に実在した樹木の皮の化石です。いわゆる鱗木(リンボク)の一種ですね。鱗木といえばレピドデンドロンがよく知られていますが、こちらはスティグマリアと呼ばれる属。
一定間隔で区分けされその中央には、丸い独特の模様。現代の樹木の表皮とは明らかに異なる、非常に立体的なパターンです。スティグマリアは、なんと樹高50メートルの超の付く巨大鱗木で、地下に伸びた根は広大なネットワークを張り巡らせていました。
裏面には別のパターンが。どうやら、この地域にはスティグマリアだけでなく、様々な鱗木が同居していたようです。
古代の巨大鱗木は、現世には存在しない植生の一つです。根が異様に発達して茎を強化し、高い樹高を支えていました。現世にも同じ構造を持つ樹はそんざいするものの、これほど巨大な植生は存在しません。
古生代の鱗木群は、古生代にしかない、ユニークな植生なのです。この時代、巨大なのは植生だけではありません。昆虫が巨大化したことでも知られています。翼長70cmにも達したとされるゴキブリトンボこと、メガネウラなどが棲息していたのもこの時代です。石炭紀が古生代ファンを引きつけるのは、恐竜時代とは一味も二味も異なる世界がそこに広がっているからでしょう。
石炭紀といえば、石炭の原料となった植生が存在していた時代。まさに、こういった鱗木が石炭の主原料となりました。コラム「産業革命の原動力となったのは石炭紀に大発展したあの植物」も合わせて御覧ください。
12.6cm×8cm
一番厚いとことで4cm弱。
このあたり、非常に特徴的なパターンが残されています。
100円玉との比較。石炭紀の鱗木の仲間は化石コレクションのなかでも相当マニアックな部類。一度、アナザーワールドを覗いてみてはいかがでしょう?
商品スペック
商品ID | ot1203 |
---|---|
年代 | 古生代石炭紀(3億6700万 -- 2億8900万年前) |
学名 | マニアックシリーズ、古代の巨大樹木の化石、スティグマリア(Stigmaria) |
産地 | Germany |
サイズ | 12.6cm×8cm×厚3.8cm |
商品解説 | マニアックシリーズ、古代の巨大樹木の化石、スティグマリア(Stigmaria) |
レピドデンドロンとは?
レピドデンドロン(Lepidodendron)とは?
主に北アメリカ・ヨーロッパで古生代石炭紀(約3億6700万~2億8900万年前)に大発展したシダ植物(ヒカゲノカズラ類)。大きいものでは40メートル以上に成長しました。
CG制作:ジュラ株式会社
樹皮が魚の鱗(うろこ)に似ていたため、「鱗(うろこ)の木」という名前が付きました。
レピドデンドロンは、我々が恩恵をうけている石炭のもととなった植物です。別名を鱗木(りんぼく)と言い、「鱗」は訓読みで「うろこ」と読みます。
何故そんなに巨大に成長したのか?
レピドデンドロンは何と高さが40mにもなる巨大な木だったと考えられています。この木が栄えた頃の地球は、年間を通してあまり気候の変化はなく、一年中熱帯気候であったといわれています。そうすると、森林もたくさん増え、大気の中の酸素濃度も上がりました。現在は21%といわれる酸素濃度が、当時は35%もあったそうです。植物や動物が大きくなる環境が整ったのが、石炭紀でした。
これらの環境が整って、高さ40mにもなる木が存在できたと考えられています。
レピドデンドロンは二股に分かれる木として有名
レピドデンドロンは枝も根も、先端が2またに分かれて成長します。茎の端には胞子穂があり、胞子で繁殖していました。ちなみに、レピドデンドロンは木質の部分がほとんどありません。どちらかといえば、巨大な木というより巨大な草という表現が適切かもしれません。どこまでも不思議な植物ですね!
レピドデンドロンの想像図
CG制作:ジュラ株式会社
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CG制作:ジュラ株式会社