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鋭い先端!スレンダータイプのカルカロドントサウルス歯化石/【di979】
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中生代白亜紀のアフリカを代表する大型獣脚類恐竜、カルカロドントサウルスの歯化石です。先端まで欠損することなく保存されています。
カルカロドントサウルスの歯といえば、ナイフ状のフォルム。本標本はその典型です。
ロングカーブ(長い方の稜線)計測で6.5cm。さすがは大型獣脚類といったところ。立派なサイズです。カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルス・レックスの異名を取るほど大きな恐竜。体長だけなら本家を凌ぐ程。
レックスとの相違点は多々ありますが、歯のフォルムもその一つ。レックスが野太く分厚い形をしているのに対して、カルク(カルカロドントサウルスの略名)のそれは比較的薄いナイフ状の形をしています。これはハンティングスタイルの違いによるものとされています。
根本でもそれほど太くならないのが、カルクの歯の特徴。
比較的薄いということは、獲物の肉に刺さりやすい、ということ。獲物を噛砕く、というより噛み切るスタイル。出血しに追い込んだのでしょう。
近年、モロッコ産の標本の価格は世界的に上昇傾向にあります。徐々に手に入りにくくなっています。
ティラノサウルス・レックスの歯化石等と比較すると、明らかに薄い。肉食恐竜の歯化石の違いについては、コラム「恐竜の歯化石から、何を食べていたか分かる!?」を御覧ください。
100円玉と比較すると、そのサイズが際立ちます。大型の肉食恐竜の歯の迫力を目の前で楽しむチャンスです。
商品スペック
商品ID | di979 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 鋭い先端!スレンダータイプのカルカロドントサウルス歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測6.5cm |
商品解説 |
この商品を購入されたお客様のお声
子供の誕生日に購入いたしました。ラッピングもきれいで、迫力ある牙に子供も大変喜んでおりました。次回もまた購入させていただきたいと思います。
神奈川県/男性
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。