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連室細管がはっきり見える!マダガスカルの南西部、トゥリアラで発見、採集された白亜紀前期のオウムガイ、キマトセラス(Cymatoceras)のハーフカット標本/【an2294】
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こちらはマダガスカル産のオウムガイ、キマトセラスの化石です。オウムガイは古生代初期から現世までずっと目(もく)としての命をつなげてきた生物です。アンモナイトなどの他の頭足類との比較などは、コラム「かたちから学ぶアンモナイトの仲間たち」を御覧ください。
隔壁が出口に対して逆に沿っていることから、明らかにオウムガイに分類されます。詳しくはコラム「化石からアンモナイトとオウムガイを見分ける方法」を御覧ください。
断面でカットすることで、内部の構造がよく分かります。コラム「アンモナイトやオウムガイの内部はどうなっていたか?」を合わせて御覧ください。
よく見ると、殻の中央に太い管が通っていることが分かります。これは連室細管といって、ガスや海水を各部屋に流出入させるために使われていました。アンモナイトの場合、殻の外側に張り付いていますが、オウムガイの場合は殻の中央を貫いています。この標本では、それがよく分かります。
表側です。マダガスカルのトゥリアラ(Tulear)には白亜紀前期の海中の地層が眠っており、当時のアンモナイトやオウムガイの化石がよく採集されます。
オウムガイは一般に非常に厚みがあることでも知られています。半分にカットされているにも関わらず、これほどの厚みがあります。
直径最大部82ミリ。
100円玉との比較。マダガスカルの南西部、トゥリアラで発見、採集された白亜紀前期のオウムガイ、キマトセラスのハーフカット標本です。
商品スペック
商品ID | an2294 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 連室細管がはっきり見える!マダガスカルの南西部、トゥリアラで発見、採集された白亜紀前期のオウムガイ、キマトセラス(Cymatoceras)のハーフカット標本 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径8.2cm 厚3cm |
商品解説 | 連室細管がはっきり見える!マダガスカルの南西部、トゥリアラで発見、採集された白亜紀前期のオウムガイ、キマトセラス(Cymatoceras)のハーフカット標本 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。