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濃い飴色が美しい!典型的なオウムガイ(Nautilus)の化石/【an2155】
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こちらはマダガスカル産のオウムガイの化石です。白亜紀のものです。濃い飴色が特徴的です。
オウムガイはアンモナイトと異なり、非常にシンプルな縫合線を持っています。古生代から現世までその特徴はほとんど変わっていません。アンモナイトが時代とともに殻を軽量化させましたが、オウムガイはほとんど変化せず。にもかかわらず先に地球から姿を消したのはアンモナイトのほうでした。ご存知のとおりオウムガイは現世にも子孫がいます。時代に最適化することが必ずしも命をつないでいくことにはつながらないのだから面白いものです。
直径最大部4センチほど。
オウムガイといえばこの分厚さ。直径40ミリに対して、厚さ26ミリ。
両面ともに同程度の保存状態。
開口部の中央に太い孔があります。これは連室細管といって殻の内部に複数ある小部屋をつないでいるものです。この管を通じてガスなどを調節し浮力を得ていていました。ちなみにアンモナイトの連室細管は殻の外側にあります。アンモナイトとオウムガイの違いについてはコラム「化石からアンモナイトとオウムガイを見分ける方法」をご確認下さい。
直径最大部40ミリ。
100円玉との比較。マダガスカルの白亜紀の地層より採集されたオウムガイの化石です。
商品スペック
商品ID | an2155 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 濃い飴色が美しい!典型的なオウムガイ(Nautilus)の化石 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 本体直径4cm 厚2.6cm |
商品解説 | 濃い飴色が美しい!典型的なオウムガイ(Nautilus)の化石 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。