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大判かつ厳選された美品!インテリアとして採用してほしい、極めて上質のクレオニセラス(Cleoniceras.)のカット&ポリッシュ標本/【an1863】
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こちらはマダガスカル産のクレオニセラスのカット&スライス標本です。ご覧のように完璧な品。厳しい目で仕入れた一級品です。
カット&スライス標本とは、アンモナイトの殻の化石を中央でカットし、断面を研磨したものですが、最大の特徴は殻の内部を覗くことができることです。殻の最も外側には軟体部が棲息していました。内部には小部屋があり、それぞれが隔壁によって分けられていました。内部の構造については、コラム「アンモナイトやオウムガイの内部はどうなっていたか?」を御覧ください。
白いラインが隔壁といって、小部屋を仕切っている壁の断面になります。これらの部屋同士は連室細管という非常に細い管によってつながっていて、ガスや水分などを流出入させていたという説があります。アンモナイトの連室細管は内側を通っているため、カット&スライス標本でさえ、その存在を確認しづらいのですが、こちらの標本では、一部棘だった管が確認できます。同じ頭足類であるオウムガイの連室細管は部屋の中央を通っているので、分かりやすいのですが、アンモナイトの場合は、非常に分かりづらいです。アンモナイトとオウムガイの連室細管の位置については、コラム「化石からアンモナイトとオウムガイを見分ける方法」を御覧ください。この標本における連室細管の位置を把握する手助けにもなると思います。
ご覧のように、見事な模様が配されています。何と言っても隔壁が完全に露出していること、小部屋の存在が個別にはっきり分かること、何より美しいことにご注目ください。
隔壁に囲まれた小部屋は本来空洞でしたが、堆積時に珪酸塩鉱物が入り込み固化した結果、このような姿になりました。内部は方解石がメノウ化し、キラキラと輝いています。茶色の部分はアンモナイトの殻の本来の一成分であるアラゴナイトが含有しているものと考えられます。
表側。
通常はこちらが鑑賞面になりますが、こちらの標本ではメインではありません。
中央でカットしたことが分かる1枚。
直系最大部112ミリの非常に大きなクレオニセラスです。
100円玉との比較。付属のスタンドを使って展示した例。インテリアとしてもぜひ採用いただきたい美しい逸品です。
商品スペック
商品ID | an1863 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 大判かつ厳選された美品!インテリアとして採用してほしい、極めて上質のクレオニセラス(Cleoniceras.)のカット&ポリッシュ標本 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径11.2cm 厚2.7cm |
商品解説 | 大判かつ厳選された美品!インテリアとして採用してほしい、極めて上質のクレオニセラス(Cleoniceras.)のカット&ポリッシュ標本 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。