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これぞコレクショングレード、極めて上質!オウムガイ(Nautilus)の殻の化石のカット&ポリッシュ標本/【an1653】
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こちらは頭足類、オウムガイの殻の化石です。ご覧のように、妥協なき厳しい目で選りすぐられた上質品です。
オウムガイは古生代に誕生し、現世にも生息する、生きた化石の代表格です。古生代の標本と現世のオウムガイの殻を比較しても、それほど変わりません。形を変えずに、他の生物グループが絶滅を繰り返す中、しぶとく生き残っていた生物です。
この標本は総じて素晴らしく、欠点がありません。一つ特徴を紹介しますと、殻の中央を走る連室細管がきれいに出ている点にご注目ください。連室細管とは、内部の小部屋をつなげる一つの管(くだ)でガスや水分の配管として利用されていたと推察されます。殻全体の比重を変えることで、沈み、浮かぶ、潜水艦のような機能を果たしたのかもしれませんね。ちなみに、オウムガイのラテン語名はノーチラス(Nautilus)です。潜水艦の名前としても実際に使われています。
こちらの標本は殻の化石を中央で2つにカットしたもの。いわゆるカット&スライス標本。ちょうど真ん中でカットしているおかげで、連室細管が両方の標本で見られますね。いい仕事しています。
オウムガイの特徴は、アンモナイトと異なり、小部屋を仕切る壁の方向が逆なのです。言葉だとわかりにくいですから、ぜひ、こちらをコラムをご覧ください。この化石がなぜオウムガイのものであるかご理解いただけることでしょう。コラム「化石からアンモナイトとオウムガイを見分ける方法」
オウムガイは一般に非常に厚みがあります。合わせるとボールのようです。
それにしてもきれいな断面です。オウムガイの特徴が完全に見て取れますし、純粋に美しい。
吸い込まれそうな渦。
鑑賞面ではありませんが、表側もなかなか良いです。
100円玉との比較。オウムガイのカット&スライス標本としては、ベストオブベストと言って良い逸品です。
商品スペック
商品ID | an1653 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | これぞコレクショングレード、極めて上質!オウムガイ(Nautilus)の殻の化石のカット&ポリッシュ標本 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 本体直径6.5cm 厚4.3cm |
商品解説 | これぞコレクショングレード、極めて上質!オウムガイ(Nautilus)の殻の化石のカット&ポリッシュ標本 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。