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K-Pg境界線を超えて、1億3000万年以上も存続したオウムガイ、キマトセラス(Cymatoceras sp.)/【an1464】
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こちらは古代のオウムガイ、キマトセラス(Cymatoceras sp.)の化石です。
キマトセラス科のオウムセラスは1億3000万年前もの長期間、存続した珍しいオウムガイです。中生代ジュラ紀後期(1億5500万年前)頃から誕生し、新生代漸新世後期(2300万年前)に絶滅しました。中生代末期の大絶滅(6500万年前、ユカタン半島に巨大な隕石が落下したことが原因とされる。K-Pg境界線と呼ばれる)を乗り越えました。多くの生物はK-Pg境界で絶滅しました。※K-Pg境界はK-T境界と呼ばれることもあります。
シックブラウンが美しい。
写真下部、開口部の真ん中に連室細管の痕がみえます。頭足類の仲間には、連室細管(れんしつさいかん)という構造を持つものがいます。連室細管とは、複数の殻の内部を貫いて通る細い管で、殻の内部にガスや海水を出し入れするのに役立っていたと考えられています。詳しくはコラム「化石からアンモナイトとオウムガイを見分ける方法」を御覧ください。
100円玉との比較。
商品スペック
商品ID | an1464 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | K-Pg境界線を超えて、1億3000万年以上も存続したオウムガイ、キマトセラス(Cymatoceras sp.) |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径4.8cm 厚3.4cm |
商品解説 | K-Pg境界線を超えて、1億3000万年以上も存続したオウムガイ、キマトセラス(Cymatoceras sp.) |
オウムガイとは?
名前の由来
外観がオウムのくちばしに見えることから。英名はノーチラス(Nautilus)で、ギリシャ語の水夫に由来。
生きた化石
4億5000万年前~5億年前に誕生し、それから現在までほとんど進化していない。
眼
外側が平らになった独特の形をもつ。タコやイカのカメラ眼とは異なりレンズの構造がないため、視力はよくない。
食性
90本ほどの触手をもち、それぞれにあるシワに付着させる。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。