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これがハイクラスのアンモライトピースが放つ光彩!厚い真珠層が発する、カメレオンのようなイリデッセンス(iridescence)にご注目。/【al188】
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こちらは、高品位のアンモライトのピースです。この一枚の写真だけ見たのでは、このアンモライトの半分しか知らないままになってしまいます。わずか5分で結構です。最後までご覧になってくださいね。
ちょっとだけ角度を変えてみました。それほど変化はありませんね・・・。
もう少しだけ傾けてみましょう。ややオレンジが増してきたように見えませんか?
照明を当てる角度を変えてみましょう。するといかがでしょう?同じ標本なのか?と首を傾げるほどオレンジが優勢になりましたね。これがイリデッセンス(iridescence)と呼ばれる現象です。高品位のアンモライトの殻の表層には真珠層が残されており、光の当たる角度によって、見ている人の目に飛び込んでくる色が変化します。詳しくはコラム(光るアンモナイトはなぜ「光る」のか?)を御覧ください。
この燃えるような赤。イリデッセンス(iridescence)を備えた頭足類の殻の化石はアンモライト以外にも世界中の産地で採集されます。しかしながら、こんな鮮やかな朱色は、アンモライトならでは、と言えるでしょう。
朱色だけではありません。グリーンにしても、オレンジにしても目の覚めるような鮮やかなカラー。
横幅7cmほどあり、ドロップ型にカットされた形も良いですね。
180度ひっくり返して角度を変えると、また変わった表情を見せてくれます。
意図して赤が目立つ角度で撮影したのがこちら。
グリーンがよく出る角度で撮影したのがこちらです。
そして、こちらをご覧ください。グリーン一色になってしまいましたね。アンモライトといえど、ここまで劇的に変化する標本は稀有です。まるでカメレオンのようですね。
こちらは裏面です。
全体に朱色が出るかと思えば・・・
少し傾けるとオレンジが徐々に顔を覗かせ、
最後はグリーン一色になります。
そして、手のひらを少し傾けると、オレンジとグリーンだけの世界が突如として現れます。
そして、この角度は、レッド、オレンジ、イエロー、グリーンが一度に楽しめます。しかも、蛍光性を備えており、爛々と輝くのです。
アンモライトに限らず遊色アンモナイトのコレクターの皆様なら既知の事実かと思いますが、太陽光下で見るとより美しく見えます。このアンモライトピースのポテンシャルがいかに高いものであるか、ご理解いただけましたでしょうか?
100円玉との比較。発色の素晴らしさ、という点では、最上位クラスと申し上げても差し支えありません。それくらいビビッドな光を放ちます。ハイクラスのイリデッセンス(iridescence)がいかなるものであるか、この標本を以って見極めることができます。
商品スペック
商品ID | al188 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | これがハイクラスのアンモライトピースが放つ光彩!厚い真珠層が発する、カメレオンのようなイリデッセンス(iridescence)にご注目。 |
産地 | Albert, Canada |
サイズ | 7.2cm×4.2cm×厚0.4cm |
商品解説 | これがハイクラスのアンモライトピースが放つ光彩!厚い真珠層が発する、カメレオンのようなイリデッセンス(iridescence)にご注目。 |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。