大量絶滅
地球は5回の大量絶滅を経験した。
地球は何度も生物の大絶滅を経験しています。その中でも、地球上の生物の大部分が死に絶えてしまった大規模な絶滅が過去5回あると考えられています。
1.オルドビス紀の大量絶滅
大海が世界を覆っていたこの頃、急激な海面低下により、生物の住処となっていた浅瀬が一気に失われた為、絶滅が起こりました。同時期、気温の低下もあり、絶滅に拍車をかけたと考えられています。
絶滅種一例、古いタイプの三葉虫の一部の仲間、ウミユリ
2.デボン紀の水性生物の大量絶滅
水性の生物だけが大量に絶滅していることから、海水の大きな組成変化のようなものが突如発生したのではないか、と考えられています。
絶滅種一例、古いタイプの三葉虫の一部の仲間、初期の魚類の一部
3.ペルム紀の大量絶滅
地球史上最大の絶滅はペルム紀に起こりました。シベリアで発生し、とりわけ海生生物に絶大なるダメージを与えました。この時期火山の活動が活発だったことから、非常に大きな火山の爆発が発生したことが原因ではないか、と考えられています。三葉虫はこの絶滅で大ダメージを受けました。
絶滅種一例、全ての三葉虫、ディキノドンなど初期の爬虫類
4.三畳紀末の大量絶滅
中生代に入って最初の大量絶滅は三畳紀に起こりました。発展を始めた爬虫類は大きなダメージを受けました。現在のところ原因は不明で、隕石の衝突により浅海が消失したことが原因ではないかと考えられています。
絶滅種一例、古代ワニ、古いタイプの爬虫類の大半
5.白亜紀末の大量絶滅
かの有名な恐竜の大絶滅です。諸説ありますが、現在最も有力な原因は巨大隕石が衝突し、気候が劇的に変化したことだと考えられています。
絶滅種一例、ティラノサウルスなどの恐竜、イクチオサウルスなどの魚竜、プテラノドンなどの翼竜、モササウルスなどの海生の爬虫類、アンモナイト