アンモライト
アンモライト ( Ammolite ) は蛋白石状の有機質の宝石で、アメリカ合衆国とカナダのロッキー山脈の東斜面にのみ産出する。アンモナイトの化石からなる。
アンモライトの名前の由来
化石のアンモナイトが鉱物化したものであることから、鉱物を表す接尾語である、”Lite”をアンモナイトと組み合わせ、アンモナイトと表現している。使用目的のほとんどが鑑賞用であるので、鉱物というより宝石の位置づけに在る。
アンモライトは滅多に産出しない、貴重な化石
アンモライトそのものは非常に薄く1mm程度しかない。一般的に、アンモナイトの殻は堆積の過程で方解石や黄鉄鉱に置換されてしまうため、美しく輝くことはない。まれに堆積の過程で、薄い板状の積み重なった層を形成することがあり、それらに光が反射することで、独特の美しい色合いを発現する。これらのひび割れは、「竜の皮」や「ステンドグラス」などと表現される市松模様の外観を呈する。極小の確率で生まれた、大変貴重な宝石である。
竜のうろこと呼ばれる、光り輝くひび割れ
アメリカとカナダの一部のみで産出される
アンモライトはカナダのアルバータからサスカチュワン州、米国のモンタナ州南部にまで至るBearpaw層にのみ見つかる。宝石として最も良質なアンモライトは南部アルバータのロッキー山脈東斜面の河川沿いに産出する。
文・写真 Wikipedia、外部サイトより一部引用