エレモテリウム
エレモテリウムとは、現在絶滅したグラウンドスロー、いわゆる陸生のナマケモノの一種である。
エレモテリウムのサイズ
エレモテリウムは現生のナマケモノとは到底比較ができないほど巨大で、後脚で立ち上がった時の高さ5m、体重は3トンはあったと考えられている。
エレモテリウムの生きた時代
エレモテリウムは、新生代第四紀更新世(164万~1万年前)ごろ、南アメリカ大陸に生息していた巨大なナマケモノの近縁種である。同時期にはさらに巨大なメガテリウムがいた。
メガテリウムは成長すると全長6~8m、体重3tにもなった。この巨体、特に過大な体重のため木に登る事はせず、現生するナマケモノと異なり地上性であった。四肢に長い鉤爪があり、尾は太く長い。二本足で立ち上がって巨木の枝を鉤爪の付いた強い前足で引き寄せ、葉を食べていたと考えられる。草原に出て、鉤爪で土を掘って根茎を食べていた可能性もある。
エレモテリウムの絶滅
1万年前に絶滅した理由として、人類による乱獲があったと考えられている。1万年前は人類が北米大陸に広がった時期である。
文・写真 http://ja.wikipedia.org/参照