カプトリヌス
カプトリヌスとは、アメリカで発見された初期の爬虫類で、現在は絶滅しています。体長は50cm程度。脊椎動物門・爬虫綱・無弓亜綱・カプトリヌス科に属する。
カプトリヌスは古生代ペルム紀前期に生息し、現在の爬虫類の祖先としてよく知られている。
絶滅種・無弓類とは
カプトリヌスの属する無弓類は、爬虫類の祖先型は頭骨に側頭窓がなく、両生類と同様に眼窩・鼻孔・頭頂孔のみが空いていた。この状態を持つ爬虫類は無弓類と言われる。もっとも原始的な爬虫類として知られるカプトリヌス目(亜目)などがその例である。その状態では下顎内転筋は頭蓋の内部にのみ付着する。
化石からその特徴が良くわかる。現生の爬虫類はすべて無弓類ではなく、双弓類である。
現生爬虫類の属する双弓類とは
双弓類とは頭蓋骨の両側に側頭窓(temporal fenestra)と呼ばれる穴を、それぞれ2つ持つグループ。現生の爬虫類・鳥類のすべて、もしくは大部分が含まれる。有羊膜類はこの双弓類と、哺乳類を含む系統である単弓類が、進化の初期に分岐した2大系統群となっている。なお、爬虫類内部のみの分類群として使われる場合もある。
およそ3億年前の石炭紀後期に発生。現生の双弓類は非常に拡散していて、鳥類、ワニ類、トカゲ類、ヘビ類、およびムカシトカゲ類を含む。そのうちのいくつかのものは進化の過程で二次的に1つの穴を失っていたり(トカゲ類)、2つの穴を失っていたり(ヘビ類)する。しかし系統関係からそれらも双弓類に含まれる。現在、世界中の多様な環境に約14600種の双弓類が存在する。
文 http://ja.wikipedia.org/引用